【難読】なんて読む?「杜撰」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「杜撰」の読み方です。
一体なんて読むの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「杜撰」の読み方は?
「撰」は、「選」に形が似ているので“せん”と読むのかな、と思った人もいるかもしれませんね。「杜」も「撰」もなかなか見慣れない漢字ですが、二つを合わせてなんと読むのでしょう?
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ずさん”と読みます。
「杜撰」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「杜撰」の意味は以下のように解説されています。
ず‐さん〔ヅ‐〕【×杜×撰】 の解説
[名・形動]《「杜」は宋の杜黙 (ともく) のこと、「撰」は詩文を作ること。杜黙の詩が定形詩の規則にほとんど合っていなかったという「野客叢書」の故事から。「ずざん」とも》
1 詩や文章に、典拠の確かでないことを書くこと。また、その詩文。2 物事がいいかげんで、誤りが多いこと。また、そのさま。「―な管理」「―な計画」
[派生]ずさんさ[名]
読み方が難しいですが、“ずさん”と読むんですね。ひらがなで見る機会が多い言葉ですが、ニュースなどで「杜撰な管理体制が~」なんて言っているのを聞いたことはないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「杜撰」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞いたことはあっても漢字で見たのは初めて、という人が多かったのではないでしょうか。
普段からよく耳にしている言葉も、実は漢字がしっかりあるのに知らないだけ、ということがありそうですよね。もしかしたら、意外な言葉に意外な漢字が使われていたりするかもしれません。
(ななしまもえ)
※この記事は2022年01月29日に公開されたものです