【難読】“しほうやま”で合ってる?「四方山」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「四方山」の読み方です。
“しほうやま”? “しかたさん”? なにこれ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「四方山」の読み方は?
そのまま読んで、“しほうやま”か“しかたさん”かな? と思った人が多いのではないでしょうか。
しかし、そんな言葉は聞いたことがないですよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“よもやま”と読みます。
「四方山」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「四方山」の意味は以下のように解説されています。
よも‐やま【四▽方山】
1 《「よもやも(四方八方)」の音変化か》世間。また、世間のさまざまなこと。「―の話をする」2 四方にある山。周囲の山々。
「―の茂きを見れば悲しくて鹿鳴きぬべき秋の夕暮れ」〈和泉式部集・上〉
世間のさまざまなこと、というニュアンスで使われることが多い言葉です。「四方山話に花が咲いた」なんて聞いたことはないでしょうか。四方山話で世間話という意味合いになります。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「四方山」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。普段なかなか使わない言葉なので、初めて聞いたという人もいるかもしれませんね。
実は、宮城県には漢字が全く同じ「四方山」という山がありますが、こちらは“しほうざん”と読みます。いろいろな読み方をする漢字の難しさを感じますね。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年12月24日に公開されたものです