【難読】“うつがね”ってなに? 「鬱金」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「鬱金」の読み方です。
“うつがね”ってなんのこと? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「鬱金」の読み方は?
「鬱」は“うつ”、「金」は“きん”、“かね”という読み方は知っている人も多いですよね。
しかし、この二つを組み合わせて“うつきん”、“うつがね”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“うこん”と読みます。
「鬱金」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「鬱金」の意味は以下のように解説されています。
う‐こん【▽鬱金】
1 ショウガ科の多年草。高さ約50センチ。根茎は黄色で多肉。バショウに似た長い葉を4、5枚出す。秋、大きな穂を出し、緑白色の葉と数個の淡黄色の花とをつける。熱帯アジアの原産。根茎を黄色染料やカレー粉の原料にし、また漢方で止血・健胃薬にする。ターメリック。きぞめぐさ。《季 秋》「芭蕉にも思はせぶりの―かな/鬼貫」2 桜の一品種。サトザクラの仲間で、花は淡紅色の八重咲き。花弁は反り返っており、また皺が寄っている。
3 「鬱金色」の略。
健康ドリンクなどに入っていることで有名ですよね。
カタカナで表記されることが多いですが、漢字では「鬱金」と書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「鬱金」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞き馴染みのある言葉ですが、漢字は初めて見たという人が圧倒的に多いのではないでしょうか。
生薬は他にも漢字表記があるものばかりなので、気になった方はぜひ調べてみてくださいね。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年10月04日に公開されたものです