【難読】“けんか”であってる? 「廉価」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「廉価」の読み方です。
自信がないけれど、“けんか”かな? なんて思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「廉価」の読み方は?
「廉」は「兼」と似ているので、“けん”と読むのかな、なんて思った人もいるかもしれませね。
しかし、形が似ているだけで「廉」は“けん”とは読みませんよ。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“れんか”と読みます。
「廉価」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「廉価」の意味は以下のように解説されています。
れん‐か【廉価】
[名・形動]値段が安いこと。安い値段。また、安いさま。安価。「廉価な商品」「廉価版」⇔高価。
“やすい”と聞くと「安い」を思い浮かべがちですが、「廉い」でも“やすい”と読むんです。「廉価」は、物の値段が安いことを表す言葉になります。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「廉価」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。高価の対義語は、「安価(あんか)」と「廉価(れんか)」の二つあるんですね。
違う漢字を使っているけれど意味は一緒、というところに日本語の複雑さと奥深さを感じます。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年10月05日に公開されたものです