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【難読】“なく”じゃないの?「嗚く」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「嗚く」の読み方です。

“なく”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「嗚く」の読み方は?

「鳴く」は“なく”と読みますよね。でも、よく見ると「鳴」と「嗚」は漢字が違います。

どちらも左側は同じ口偏ですが、「鳴」は右側が「鳥」で、「嗚」の右側はそれよりも横棒が一本少ない「烏」なんです。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“なげく”と読みます。

「嗚く」の意味と使い方

『漢字ペディア』によれば、「嗚」の意味は以下のように解説されています。

【嗚】
音読み オ
訓読み ああ・なげく

①ああ。嘆息・感嘆の声。「嗚咽(オエツ)」「嗚乎(オコ)・(ああ)」
②なげく。いたむ。

“なげく”は「嘆く」、「歎く」と書くことが多いですが、ひどく悲しむ、世の風潮などを憂えて憤る、ため息をつくといった意味合いで使われる言葉になります。

「嘆く」という漢字をイメージする人が多いでしょうが、「嗚く」とも書くんですね。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「嗚く」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。右側が「鳥」か「烏」で、こんなに読み方が違ってくるんですね。

似ている漢字は間違えて読んでしまう可能性が高いですが、よく見て正しく使っていきましょう!

(ななしまもえ)

※この記事は2021年09月03日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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