【難読】“がいろう”ってなに? 「外郎」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「外郎」の読み方です。
“がいろう”ってなんのこと? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「外郎」の読み方は?
「外郎」は、そのまま読むと“がいろう”ですが、“がいろう”なんて聞いたことがないし、どんな意味があるのかまったくイメージできない、という人も多いですよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ういろう”と読みます。
「外郎」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「外郎」の意味は以下のように解説されています。
うい‐ろう〔‐ラウ〕【▽外郎】
《「うい(外)」は唐音》1 江戸時代、小田原名産の去痰 (きょたん) の丸薬。元 (げん) の礼部 (れいほう) 員外郎 (いんがいろう) 陳宗敬が日本に帰化し、博多で創製。その子孫が京都西洞院 (にしのとういん) に住んで透頂香 (とうちんこう) と称して売り出し、のち小田原に伝わったもの。ういろうぐすり。
2 米の粉に黒砂糖などをまぜて蒸した菓子。名古屋・山口・小田原などの名物。ういろうもち。
3 「外郎売り」の略。
「外郎」というと、和菓子のことを指すことが多いですね。歌舞伎が好きな方は、「外郎売」という作品が浮かんだ人もいると思います。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「外郎」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「外」を“うい”と読むのは、なかなか想像できなかったのではないでしょうか。
簡単な漢字の組み合わせですが、まだまだ知らない読み方がありますね!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年09月02日に公開されたものです