マッチングアプリにひそむ業者の特徴一覧。見分け方を解説
マッチングアプリにいる業者の特徴一覧【メッセージ編】
プロフィールで業者を見抜くコツを紹介しましたが、業者側もバレないように接近してくるため、プロフィールをうまく設定している場合もあります。
しかし、メッセージから見抜くという方法もあります。業者はどんなメッセージを送ってくるのでしょうか。当てはまる傾向がある場合は注意が必要です。
(1)会話がかみ合わない
業者は、早く自分のビジネスに勧誘して目的を果たしたいため、会話がかみ合わず不自然になることが多いです。
お金の話を多くしてくる、自分の質問に答えてくれない、会話が弾んでいないのに会いたがると感じたら、注意しましょう。
例
自分:マッチングありがとうございます! よろしくお願いします。○○さんは映画鑑賞が趣味なんですね。どんな映画を見るんですか?
相手:こちらこそよろしく! 映画好きですよー。ところで○○さんは何の仕事してるの?
(2)最初のメッセージでLINE交換を持ち掛ける
多くの人は、マッチングアプリでのLINE交換には慎重です。1通目からLINE交換しようと言い出す人は、他の目的があるのかもしれません。
例えば、外部サービスへ誘導、フィッシング詐欺のURLを送りつける、個人情報の収集などです。
多くのマッチングアプリでは、メッセージの内容にも運営の監視が入ります。LINEに移行すれば監視される心配がないので、早くLINE交換をしたがっている業者もいます。相手を信頼できると確証を持つまでは、アプリ上でやりとりする方が無難です。
例
自分:マッチングありがとうございます! ○○です。何てお呼びすれば良いですか?
相手:こちらこそー! ○○って呼んでね。マッチして早々なんだけど、実は有料会員の期限がもう切れるから、ここでやりとりできなくなっちゃうんだよね。
だからLINEでメッセージできないかな?
(3)連絡先を交換した後すぐ退会する
LINEなどの外部の連絡先を交換した後、相手がすぐ退会している場合は、相手があなたをブロックした可能性があります。
マッチングアプリ上でブロックされると、ブロックされた側には「このユーザーは退会済みです」とだけ表示され、それ以上相手のプロフィールを見たり、メッセージを送ったりすることはおろか、運営への通報もできません。
実際に筆者の知り合いで、マッチングした相手からLINEで勧誘をされたため、運営に通報しようとしたら、ブロックされていて通報できなかった、という事例があります。
したがって、LINE交換に応じてすぐ、相手のプロフィールがアプリ上で表示されなくなっていたら要注意。これからLINEでさらに交流を深めようとしている段階で、付き合っているわけでもないのにアプリを退会する理由はなぜか、疑ってみるべきです。
(4)「会って紹介したい人がいる」と言ってくる
メッセージのやりとりをしていて、「会ってほしい人がいる」と第三者の話を持ち出して来たら、ビジネスや宗教勧誘の可能性を疑いましょう。
真剣に恋活・婚活をするならば、自分以外の誰かに会ってほしいというのは不自然です。中には友達も一緒に、というパターンもありますが、安易に応じない方が良いと言えます。
例
・○○さんに会って紹介したい人がいるんだよね。今度会える時あるかな?
・お世話になってる人がいるんだけど、今度その人も一緒にカフェでも行かない?
・知り合いにすごい人がいるんだよね。よかったら○○さんも会ってみない?
(5)いきなりタメ口で距離を縮めてくる
たとえ相手が年下であっても、礼儀としてまずは敬語でやりとりをし、徐々にタメ口へ移行していく人が多いでしょう。
その中で、いきなりタメ口で距離を縮めてくる人には注意が必要かもしれません。
人懐っこい性格の人もいるかもしれませんが、もしもタメ口で話し掛けられて嫌な気持ちになるような文章なのであれば、警戒心を抱いた方が良いでしょう。
例
自分:はじめまして、マッチングありがとうございます! ○○って呼んでください。よろしくお願いします!
相手:よろしくー! ○○はどこに住んでるの?
デートで見分ける業者の手口
最近の業者は、プロフィールやメッセージをたくみに利用しているため、実際に出会うまで気がつかないケースもあります。
デートでは、最初はごく普通の会話をしていたのに、急に「よかったら今度一緒にセミナーに参加しない?」と誘ってくるなど、怪しい誘いをしてくるのが特徴。
不自然な流れでセミナー勧誘をしてきたり、第三者に会わせようとしたりするならば、「ちょっと怪しいかも」と思った方が良いでしょう。