「量産型ヲタク」の意味とは? 服装や髪型の特徴も解説
「量産型ヲタク」とはどういう意味か、正しく理解できていますか? SNSなどで見る機会がある言葉ですが、よく知らないという人は少なくないでしょう。今回は「量産型ヲタク」の意味や服装・髪型などに見られる特徴を解説します。
Instagram(インスタグラム)やTwitter(ツイッター)のハッシュタグなどで見かけることがある「量産型ヲタク」という言葉。
ネットで使われる機会が増えている単語ですが、意味や具体的にどんな人たちを指している言葉なのかがよく分からない人は多いでしょう。
今回は、「量産型ヲタク」とはどのような言葉なのかを、由来や「量産型」の意味を基に詳しく解説。
また、「量産型ヲタク」と呼ばれる人たちの服装や髪型、メイクの特徴なども併せて紹介します。
「量産型ヲタク」の意味とは?
「量産型ヲタク」は、同じような服や靴、グッズなどを身にまとったファンのことを指す言葉です。
特に女子高生の間で流行っている言葉で、SNSなどで「量産型ヲタク」のハッシュタグをつけてプリクラや写真をアップする人が増えてきています。
「量産型」は「大量生産型」を意味する
「同じようなファッションをしているヲタク」を意味する「量産型ヲタク」という単語。
言葉をより深く理解するためにも、そもそも「量産型」とは何かを確認しておきましょう。
辞書によると、「量産型」は以下のように解説されています。
量産型
大量に同じ型で生産が行われることが前提である製品のこと。当然ながら量産型の製品は全て似通っている。転じて、流行に乗った結果として他人と似通った外見になってしまったり、他人と比べて突出したところがない人々のことを表すこともある。
(『実用日本語表現辞典』)
元々、「量産型」は上記の意味で工業製品などに対して使われていましたが、そこから転じて「大量に存在している」とか「どこにでもいそうな人」という意味で使われるようになりました。
つまり「量産型ヲタク」とは、「みんな同じような服装をした、どこにでもいそうなヲタクの女の子」という意味になります。
アイドルや2.5次元舞台のファンに多い
「量産型ヲタク」は、元々はジャニーズをはじめとする3次元アイドルのヲタクに多いスタイルでした。
しかし、現在は女性向け恋愛ゲームやアニメ、2.5次元舞台などのヲタクの間でも同様のファッションをする人が増えており、幅広い分野にて「量産型ヲタク」が見られるようになっています。
悪い意味の言葉ではない
「量産型」には「どこにでもいる人」という意味合いがあるため、ネガティブな言葉だと捉えられることもある「量産型ヲタク」。
しかし、決して悪い意味の言葉として使われているわけではありません。
「あえて同じファッションをして仲間たちと楽しむ」という前向きなニュアンスで使われることがほとんどで、Instagram(インスタグラム)などでタグをつけ、他の量産型ヲタクと交流する人も多いです。