エクセルのシートをコピー&移動する方法は? 簡単なやり方とエラー対処法
エクセルのシートをコピーする方法は複数あり、覚えておくと便利です。今回は、ショートカットを使ってコピーする方法や、コピーできない時に考えられる理由などを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
エクセルを使っていると、作業の過程でワークシートをコピーする機会は頻繁にありますよね。
ではワークシートをコピーする際、どのような操作で行っていますか?
ここでは、覚えておくと便利なシートコピーの方法や、「コピーができない」という時の理由と対策などについて紹介します。
まだ試したことがないコピー方法があったら、ぜひ試してみて、日々の業務に活用してみてくださいね。
Windowsでエクセルのシートをコピーする3つの方法
エクセルのシートをコピーする方法を、画像つきで紹介します。
「右クリックする」「ドラッグしてコピーする」「ショートカットでコピーする」と、ワークシートのコピー方法にはさまざまな種類があります。
それでは1つずつ見ていきましょう。
(1)シートを右クリックする方法
1つ目は、シートを右クリックする方法です。
STEP1:まずはコピーしたいワークシートの名前上で、マウスを右クリックします。
見本の画像では、「テスト」というワークシートを選択しました。
右クリックしてメニューが表示されたら「移動またはコピー」を選択。
STEP2:コピーしたいシートが選択されている状態であるため、名前の周囲が青くなっています。「コピーを作成する」というチェックボックスがありますので、チェックを入れてOKをクリックしましょう。
STEP3:OKを押すとコピーが追加され、コピーしたワークシートの完成です。
初期段階では、コピーしたシート名の後ろにカッコ書きで数字が入っています。
もし名前を変更する必要がある場合は、右クリックして「名前の変更」を選択して、新しい名前を入力しましょう。
(2)シートをCtrl+ドラッグでコピーする方法
2つ目は、エクセルのワークシートを直接コピーしたい場所までドラッグするという方法です。
「Ctrl」を押しながら、コピーするワークシートを、目的の場所までドラッグします。
黒くて小さい下向きの三角が出ている場所が、コピーされたワークシートの挿入位置です。ドラッグしたまま動かすと場所を変えられます。
ワークシートの場所は、ドラッグすれば後からでも変更が可能です。
(3)シートをショートカットでコピーする方法
3つ目は、ショートカットを使う方法です。
ショートカットを使う方法には2種類ありますので、それぞれ紹介します。
「Alt→E→M」のキーを押す
コピーしたいワークシートを選択した状態で、キーボードを「Alt→E→M」の順番で押しましょう。すると、「シートの移動またはコピー」の画面が表示されます。
コピー後の操作は、右クリックやドラッグする方法と同じです。「コピーする」にチェックを入れてOKをクリックすると完成します。
「Alt→H→O→M」のキーを押す
キーを「Alt→H→O→M」の順で押すことでもシートのコピーが可能です。
「Alt→E→M」と同様に、画面には「シートの移動またはコピー」が表示されますので、チェックを入れてOKを押しましょう。
複数のシートを一気にコピーするには?
エクセルを使っていると、毎月同じようなシートをコピーして作成している人も少なくないのでは? そんな時は、一気に数カ月分のシートをまとめて作成しておくのもおすすめです。
今回は、毎月作成しているシートの11月・12月・1月分をあらかじめ作っておきましょう。
まずはコピーしたいシートをShiftまたはCtrlキーを押しながら選択します。
続いてはセルを右クリック、「移動またはコピー」を選択します。
ダイアログボックスで、「末尾へ移動」を選択し「コピーを作成する」のチェックを入れます。最後に「OK」をクリックすると、シートが3枚一気にコピーされますよ。
あとは、シートの名前を変更したり内容を編集したりすれば完了です。
Macでエクセルのシートをコピーする方法
Excel for Macにおいても、エクセルシートのコピーが可能です。
コピーしたいシートのタブの上で、「OPTIONキー」を押します。
そのまま、表示したい位置までドラッグ。これでシートのコピーが可能です。
▶次のページでは、コピーしたシートを別のブックに移動させたり、別のブックにあるシートをコピーしたりしたい時のやり方を解説します。