エクセルで小数点以下を四捨五入する使い方は? 関数の活用術
関数を活用した切り上げ・切り捨て(端数処理)のやり方は?
ここまで「ROUND関数」を使った四捨五入のやり方を紹介してきましたが、切り上げや切り下げを設定する関数も存在します。
「ROUND関数」と同じ使い方なので、セットで覚えておくと良いでしょう。
「ROUNDUP関数」を使った切り上げの方法
「ROUNDUP関数」を使うと、セルに切り上げを設定することができます。
利用する数式は「=ROUNDUP(数値,桁数)」で、操作方法は「ROUND関数」と同じです。
関数を直接入力する方法、「関数の挿入」ボタンで設定する方法、どちらのやり方でも設定できます。
「ROUNDDOWN関数」を使った切り捨ての方法
数字を切り捨てで表示したい場合は、「ROUNDDOWN関数」を使います。
「=ROUNDDOWN(数値,桁数)」という数式を入力することで表示されます。
「ROUND関数」や「ROUNDUP関数」とほぼ同じ使い方なので、このうちの1つでも手順を覚えておくと、四捨五入、切り上げ、切り捨ての設定方法を全てマスターできるでしょう。
桁数のルールは四捨五入と同様
桁数の設定も、四捨五入の「ROUND関数」の時と同じです。
「,(半角カンマ)」の後に「1」「2」と整数を入力すれば、小数点以下の桁数を指定できます。
そして、「-1」「-2」とマイナスの数字を入力すれば、一の位以上の桁数を指定できます。
四捨五入を活用して、大切なデータの入力ミスを防止しよう
数字を利用した資料の作成は、特にミスが起きやすいもの。仕事で使うデータであれば、小さな数字の違いが大きな問題へとつながってしまうこともあるでしょう。
そのようなミスを少しでも避けるためにも、四捨五入のやり方を学んでおいて損はありません。ぜひ今回紹介した設定方法を参考に、数字を使ったエクセルの使い方をマスターしましょう。
(上色ゆるり)
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※この記事は2021年07月30日に公開されたものです