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どう使う? 「ご容赦ください」の正しい意味や使い方(例文付き)

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「ご容赦ください」の使い方と例文

許しを請う時や断りを入れる場面などで使う「ご容赦ください」というフレーズ。

主に上司などの目上の人や取引先、顧客などに対して使う言葉で、メールやビジネス文書の中で使用されることが多いです。

誤用を避けるためにも、場面別の使い方や例文を確認しておきましょう。

許しを請う意味で使う場合

「ご容赦ください」を、許しを請う意味で使う場合は、「大目に見てください」というニュアンスで使われることが多いです。

この場合は「ご容赦ください」を使う側に完全に非があるというわけではなく、どちらかというと相手に受け入れてもらったり納得してもらったりするために使います。

なお、「ご容赦ください」はお詫びと同時に「なんとか許してほしい」という気持ちが含まれている言葉のため、自分に確実に非がある場合は使用を避けた方が良いでしょう。

例文で詳しく確認しておきましょう。

例文

・当店ではクレジットカードの利用はできかねますので、ご容赦いただけますと幸いです。

・キャンペーンは終了いたしました。何卒ご容赦くださいませ。

・店内が混み合っているため入場制限をしております。お客様にはご不便をお掛けいたしますが、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

・突然のお手紙を差し上げますご無礼、何卒ご容赦ください。

事前に断りを入れる意味で使う場合

「ご容赦ください」は、迷惑を掛けけたり相手の期待に添えられなかったりする可能性がある場合に、あらかじめ断りを入れる意味でも使われます。

事前に断りを入れておくことで、不手際があった場合でも相手の怒りを軽減させられるため、ビジネスシーンにおいて重宝する表現でしょう。

例文

・お見苦しい点が多いかと存じますが、何卒ご容赦いただけますと幸いです。

・当日は代理の者が伺う可能性がございますが、何卒ご容赦ください。

・注文確定後のキャンセルはいたしかねます。あらかじめご容赦くださいませ。

・次回の会議に関してですが、あいにく別件で海外支社へ行きますので出席できません。どうかご容赦ください。

クレーム等を防ぐ目的で使う場合

ビジネスシーンでは、取引先や顧客などに対して支払いやメールの返事を催促することが多々あります。

しかし、タイムラグやシステムのエラーなどが生じることで、行き違いで追加の連絡をしたり重ねて催促したりしてしまうこともあるでしょう。

「ご容赦ください」は、そのような場合に相手が気分を悪くしてクレームに発展することを防ぐ目的でも使われる言葉です。

使い勝手の良い表現ですので、例文で用法を詳しく確認しておきましょう。

例文

・行き違いですでにお手続きを完了されている場合は、何卒ご容赦くださいませ。

・先月分の請求が未納となっているため、連絡いたしました。すでにご対応済みでしたら何卒ご容赦ください。

・本状と行き違いですでにお手配済みの場合は、あしからずご容赦ください。

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