ミニマムとは? 意味と使い方・対義語をわかりやすく解説
「ミニマム」を用いたさまざまな言葉
「ミニマム」は「ミニマム○○」という形で使われることが多く、さまざまな言葉があります。
そこで、「ミニマム○○」という形の代表的な言葉を取り上げて、意味や使うシーンなどを解説していきますね。
「ミニマムキャンプ」
「ミニマムキャンプ」は、最低限のアイテムで行うキャンプのこと。持っていくアイテムをどれだけ少なくできるか、という楽しみ方でもあります。
アイテムを減らすことで快適性が損なわれる反面、準備などが手間にならず、必要なものは現地調達することで新しいキャンプの楽しみ方を発見することも。
また、ミニマムキャンプは荷物の少なさを表しているので、ソロでも大人数でも違いはないので、「ソロキャンプ」と混同しないようにしましょう。
「ミニマムスタンダード」
「ミニマムスタンダード」とは、「最低基準」「守られるべき最低限の水準」という意味。
最低賃金や建築基準といった、法律上守らなければいけないことを指して使うケースが多く、どのような場合でもクリアしなければいけない基準を表しています。
また、「ミニマムスタンダード」は法律などを参考にするほか、個人などで定めることもできるため、商品の品質を一定に保つ目的で設定される場合もありますよ。
「ミニマムリクワイヤメント」
「ミニマムリクワイヤメント」とは、「最低限必要なもの」「最小要件」という意味の言葉。
カリキュラムの内容などを対象にして使うことが多く、「最低限どこまで教えるのか」といった議論をする際に用いられることがあります。
ただ、どの程度が最低限なのかという基準が難しく、資格試験と実務内容の違いなどから議論になることも多いようです。
「ミニマムアクセス 」
「ミニマムアクセス」とは、1993年のウルグアイラウンド農業同意によって決められた、最低限の輸入枠を義務的に設けるという考え方のこと。
関税を高くし食品などの輸入を事実上禁止することを防ぐために設けられました。輸出する国がどんな場合でも、最低限の利益を得ることができる制度です。
日本では、お米への関税を高くして輸入量を制限する特別措置を選択したため、ミニマムアクセスとして外国からお米を購入し続けています。
また、この制度によって購入したお米を「ミニマムアクセス米」と呼ぶ場合もありますよ。
「ミニマムスタイル」
前述のとおり「ミニマム」は、ファッション用語としてもよく使われます。「ミニマムスタイル」や「ミニマムファッション」とは、気に入った服だけを上手に着まわすスタイルのことを言います。
また、白Tシャツとデニムといったシンプルなファッションのことを「ミニマムスタイル」と表現する場合もあるでしょう。
「ミニマムライフ」
「ミニマムライフ」とは、必要最低限の物だけを持って生活するスタイルのことです。ミニマムライフを送っている人のことを「ミニマリスト」と呼ぶ場合もありますね。
余計な雑貨やインテリアなどを持たず、本当に必要なものだけでスッキリとした空間をつくり、そこで生活することを指します。
「ミニマム」の意味を知って使いこなそう!
「ミニマム」には小ささを表す意味がある一方、どの程度小さいのかその判断が難しい言葉。
「ミニ」や「リトル」のような似た言葉も多く、どれが最適なのか悩んでしまうことも多いかもしれません。
そのため、今回解説した内容を参考に「ミニマム」が表す意味や使い方を身につけて、その場に応じて使いこなしてくださいね。
(kirara)
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※この記事は2021年07月19日に公開されたものです