【難読】“ほうむる”じゃない? 「弄る」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「弄る」の読み方です。
“ほうむる”? なんて読むのが正しいの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「弄る」の読み方は?
「弄」は、翻弄、愚弄、と読むので、“ろう”という読み方は知っている人もいるかもしれませんね。「弄」という漢字自体には、もてあそぶや侮るといった意味があります。
「葬」という漢字と形が似ていますが、これに送り仮名の「る」をつけて、“ほうむる”とも“ろうる”とも読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“いじる”と読みます。
「弄る」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「弄る」の意味は以下のように解説されています。
いじ・る〔いぢる〕【▽弄る】
[動ラ五(四)]1 指先や手で触ったりなでたりする。「ネクタイを―・る」
2 物事を少し変えたり、動かしたりする。「編成を―・る」
3 趣味として楽しむために、あれこれと手を加えたり、操作したりする。仕事などを趣味のように扱っていう場合もある。「盆栽を―・る」「会社では、毎日パソコンを―・っています」
4 おもしろ半分に、いじめたり、からかったりする。「先輩が新入社員を―・って楽しむ」
「何にても芸をせよ、と―・る」〈浮・一代男・四〉[補説]自分のことをいう場合には、軽い自嘲や謙遜の気持ちを、相手のことでは、小ばかにした気持ちを含むことがある。
[可能]いじれる
読み方のとおり、触ったり、動かしたり、手を加えるといった意味合いで使う言葉になります。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「弄る」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。日常的に使う言葉ですが、案外漢字は知らなかったという人も多いのではないでしょうか。
馴染みのある言葉も、意外と漢字を知らずに使っていたりしますよね。気になった言葉は、積極的に調べてみましょう!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年07月15日に公開されたものです