【難読】“しょうる”ってなに? 「掌る」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「掌る」の読み方です。
“しょうる”と読むのかな? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「掌る」の読み方は?
「掌」は、合掌、掌握と読むので、“しょう”という読み方は知っている人もいますよね。
しかし、これに送り仮名の「る」をつけて、“しょうる”と読むのは少し違和感があります。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“つかさどる”と読みます。
「掌る」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「掌る」の意味は以下のように解説されています。
つかさ‐ど・る【▽司る/▽掌る】
[動ラ五(四)]《「官 (つかさ) 取る」の意》
1 職務・任務として取り扱う。役目としてそのことに当たる。「広告業務を―・る」2 支配する。管理下に置く。「国を―・る」
“つかさどる”と聞くと、「司る」という漢字を思い浮かべる人が多いと思いますが、「掌る」とも書くんですね。
「司る」は、管理するといった意味合いですが、「掌る」は、取り扱うといった意味合いで使われる言葉になります。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「掌る」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞いたことはある言葉だと思いますが、漢字によって意味合いが微妙に違ってきますね。
使い分けが難しいですが、同じ読み方をする言葉も漢字で書く際に、正しく書けるようにしたいですよね。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年07月12日に公開されたものです