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「ホスピタリティ」とは? 意味&使い方と例文

Sai

「ホスピタリティ」の類語・言い換え表現

ここからは、「ホスピタリティ」と似た言葉に着目しながら、細かなニュアンスの違いまで押さえていきましょう。

「ホスピタリティ」と「サービス」の違い

「ホスピタリティ」とよく混同される言葉の1つに「サービス」があります。どちらも接客や接遇の場面で頻繁に使用されるため、使い分けができていない人は多いでしょう。

しかし、両者の間には明確な違いがあり、「ホスピタリティ」が潜在化したニーズに応える一方、「サービス」は顕在化したニーズに応えるという点が異なっています。

例えば、結婚式場で新郎・新婦のためにテーブルセッティングをしておくのは「サービス」です。しかし、新婦が左利きだと知ってナイフとフォークを逆の位置に置いておくのは、「ホスピタリティ」だと言えます。

求められたことをやるのが「サービス」、求められてはいないけど相手のために真心を込めてやるのが「ホスピタリティ」だと覚えておくと、分かりやすいでしょう。

「ホスピタリティ」と「おもてなし」の違い

「おもてなし」とは、待遇や馳走を意味する「もてなし」に接頭辞の「お」をつけて丁寧にした表現。『源氏物語』などにも登場する表現であり、日本では古くからその概念があったことが分かります。

日本ならではの心のこもった待遇や接待を指す時に使われ、2013年の東京オリンピック招致のスピーチでは、滝川クリステルさんが「お・も・て・な・し」という表現で日本人の心意気や気遣いを表していました。

このように、「ホスピタリティ」と「おもてなし」はニュアンスが近く、日本にも昔からホスピタリティに似た精神があったことを感じさせる言葉と言えるでしょう。

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