単純接触効果とは? ビジネスや恋愛で使える心理テクニック
単純接触効果の具体的な活用例【ビジネス・職場編】
ここからは、単純接触効果の具体的な活用例をご紹介します。皆さんの状況に合ったものを取り入れてみてくださいね。
(1)何度も訪問先を尋ねる
例えば、あなたが営業職であれば、相手先を訪問する回数を増やして信頼を得ると良いでしょう。
単に会う回数を増やすだけでなく、率先してあいさつを交わしたり、笑顔で会話をするよう心掛けたりすると、「返報性の原理」により、相手からも好意が返ってきやすくなります。
また、自社の記念品などを渡して相手に使ってもらうことで、あなたを思い出す機会を増やすのも効果があります。
返報性の原理とは
「返報性の原理」を簡単に言うと、何かをもらうと返したくなる心理のこと。こちらが好意を示すことで、相手からも好意が返ってきやすくなる原理を指します。

返報性の原理について詳しく解説しています。
(2)あいさつメールやSNSを活用する
単純接触効果は直接会わなければいけないと誤解しがちですが、メールやSNSによる接触でも効果が期待できます。
メールやSNSは電話や対面でのコミュニケーションに比べて、相手の負担を軽減できるため、比較的気軽に接触を増やすことができますよ。
あいさつやお礼のメール、SNSでの発信を増やしてみましょう。

ビジネスメールで使える事項の挨拶をご紹介。ぜひ参考にしてメールを送ってみてくださいね。
(3)CMでサービス名をアピールする
たとえ短いCMだったとしても、消費者の目に触れる機会を増やすことで、購買意欲を高められるかもしれません。
同じように、看板や販促ポスターなども効果的。消費者の目に触れやすい場所に設置することで、単純接触効果が期待できますよ。
もしあなたがマーケティングの担当であれば、メールマガジンを発行するのも一つの手です。いかに相手の目に触れる機会を増やすかがポイントです。
(4)電車やバスなどの中吊り広告を使う
電車やバス、駅などの中吊り広告で商品をアピールするのも、単純接触効果が期待できる事例の1つです。
通勤や通学で使う交通手段は、同じになりやすいですよね。例えば週5日間、電車内で同じ中吊り広告を目にした消費者は、商品やブランドに対して良い印象を抱きやすくなるかもしれません。
(5)目につく場所にチラシを貼る
人々の目につく場所にチラシを貼るのも良い方法です。
また、チラシを配布する場合も1回きりではなく2回、3回と配り続けることで、単純接触効果が期待できるかもしれません。