「確証バイアス」とは? 具体例&回避法を詳しく解説【心理学】
確証バイアスとは、心理学用語の一つで、思い込みによる影響のことを指します。先入観だけでは、物事を正しく判断することができません。今回は、心理カウンセラーの高見綾さんが、確証バイアスの意味や対策方法をわかりやすく解説します。
「確証バイアス」とは心理学用語の一つで、自分が正しいと思う考え方を肯定する情報ばかりを集めてしまうこと。
さまざまな思い込みなどから、偏った判断をしてしまうことってありませんか? このように、実は日常の中にも確証バイアスが働いていることがたくさんあります。
今回は、確証バイアスの意味や具体例について詳しく解説します。どうすれば回避できるのかについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
確証バイアスとは?
確証バイアスとは、自分にとって都合の良い情報ばかりを無意識的に集めてしまう傾向のことをいいます。
人間は誰しも「自分が正しい」と思いたい心理を持っているので、自分の考えを否定するような情報は無視してしまうようになります。
先入観や思い込みによって合理的ではない判断をしてしまうことを「認知バイアス」といいますが、確証バイアスは認知バイアスの一つに該当し、認知心理学者のペーター・カスカート・ウェイソンによって提唱された概念です。
「認知バイアス」は他にもある!
確証バイアスの他にも、「認知バイアス」と呼ばれる思い込みの法則はいくつか存在しています。併せてチェックしてみてくださいね。
関連記事はこちら▼

確証バイアスの他、正常性バイアス・自己奉仕バイアス……など、「認知バイアス」について詳しく解説しています。