交渉力を高める方法は? 仕事で使える交渉スキルの鍛え方
交渉力がある人の特徴
交渉力が高い人はあなたの周りに必ず1人や2人いるはずです。ではそうした人達には、どういった特徴があるのでしょうか?
ここでは特徴的な3つに絞って、解説していきます。
(1)状況把握に優れている
交渉力が高い人は、「今のこの交渉は、どういった位置づけなのか」「今後どういった意味を持つのか」を俯瞰的な視点で把握できます。
時間を掛けてじっくり取り組むべきなのか、もしくは早期決着が必須なのか、状況によって取るべき戦略も変わってきます。
その場の状況を瞬時に把握できるため、適切な交渉ができるのです。
(2)臨機応変な対応ができる
一方的に自分の主張を繰り返すだけでは、交渉はなかなか成立しません。
「A案がダメならB案で」といったように、いかに具体的な代替案を複数考案して相手に提案できるかが交渉力を左右します。
交渉力が高い人は、そういった柔軟な対応力を保有しています。
(3)冷静さと情熱を併せ持つ
交渉シーンにおいては、データ分析に基づいて理路整然と自分の主張を説いていく冷静さが必要なのは言うまでもありません。ですが、それだけでは前に進まないケースもあります。
交渉力が高い人は、データやエビデンス一辺倒ではなく、人の感情に訴える情熱も保有しているのが特徴です。
論理的に意見を述べる冷静さと、相手の感情に訴えかける情熱をバランスよく使い分けることが大切です。
(4)根回しを怠らない
交渉力がある人は、根回しを怠らないのも特徴です。
ぶっつけ本番で交渉に挑むのではなく、事前に意見が対立しそうな人に話を通しておくなど、交渉がうまくいかなくなりそうな原因をつぶしておくといった工夫をしています。
(5)相手の話をよく聞く
交渉力がある人は、普段から人の話をよく聞く傾向にあるでしょう。
交渉の場でも、自分の意見や考えを一方的に押しつけることはありません。相手に質問をしたり話を振ったりできる、聞き上手な一面を持っています。

交渉力がある人の特徴を、外資系OLコラムニストのぱぴこさんが解説しています。