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【難読】なんて読む? 「拱く」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「拱く」の読み方です。

読めそうで読めない! と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「拱く」の読み方は?

「拱」は、「洪」や「供」と右側が同じですが、“こう”や“きょう”とは読まず、腕組みをする、かかえるといった意味合いの漢字になります。

これに送り仮名の「く」をつけて、なんと読むのでしょうか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“こまぬく”と読みます。

「拱く」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「拱く」の意味は以下のように解説されています。

こまぬ・く【×拱く】
[動カ五(四)]

1 腕組みをする。
「手ヲ―・イテ立ツ」〈和英語林集成〉

2 (「腕をこまぬく」などの形で)何もしないで傍観する。「手を―・いて待つ」

あまり見慣れないと思っている人もいるかもしれませんが、小説などで「手を拱いて見ているしかなかった」なんて表現を見たことはないでしょうか。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「拱く」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「拱く」は「手を拱く」で、何もせずに傍観しているという意味合いで使うことが多い言葉になります。

漢字はなかなか馴染みがないかもしれませんが、使い方と意味をセットで覚えておきたいですね。

(ななしまもえ)

※この記事は2021年05月31日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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