【心理学用語】プライミング効果とは? 日常例を分かりやすく紹介
プライミング効果を用いる上での注意点
プライミング効果を用いる際には、注意しなければいけない点があります。
それは、プライミング効果は無意識のうちに起こるものだということです。その効果がいつ現れるかは誰にも分かりませんし、中にはプライミング効果が出ない場合もあります。
そして、仮に起こったとしても本人は気付きません。それどころか、場合によってはプライミング効果がマイナスに影響してしまう可能性もあります。
プライミング効果は確実に効果を出すのが難しいため、確実に効果を出せないと困る場合には他の方法を検討した方が良いでしょう。
大事なことを「何となく」で決めるのはNG! 衝動的な判断は控えよう
今回はプライミング効果の意味や概念、活用方法などを紹介しました。
プライミング効果は無意識のうちに起こるため、自分でも防ぐのが難しい心理効果です。
「○○が何となく気になる」や「急に考え方が変わった」などと思う時は、もしかしたら事前に得た情報の影響を受けているのかもしれません。
プライミング効果は、良い方へも悪い方へも作用する現象です。後になって後悔しても困りますので、何かを決断する時は衝動的に判断せず時間をかけてゆっくりと考えることをおすすめします。
(永瀬 なみ)
関連する記事もあわせてチェック!
※画像はイメージです
※この記事は2021年05月28日に公開されたものです