「インバウンド」の正しい意味や使い方とは? わかりやすく解説
「インバウンド」を含む用語集
ここからは、特にニュースなどで取り上げられることが多い「インバウンド」を含む用語を解説していきます。
オリンピックインバウンド
ネットニュースなどでしばしば使われることがある「オリンピックインバウンド」という言葉。
2020年に開催予定であった東京オリンピックにともなって誕生した造語であるため、明確な定義はないものの、「オリンピックを開催することにより、外国人が日本へと訪れること」を指す用語として使われています。
インバウンド対策
「インバウンド対策」とは主に観光業界で使われる用語で、外国から日本へ来た観光客に対して、より快適に過ごしてもらうための施策を指します。
全国の飲食店や宿泊施設が実施している、具体的なインバウンド対策には、以下のようなものがあります。
・電子マネーやクレジットカード決済を導入した、支払いのキャッシュレス化
・外国語が話せるスタッフの配置
・外国にはない日本文化やマナーについての解説
インバウンド需要
「インバウンド需要」とは、日本に訪れる外国人観光客を表す「インバウンド」と「需要」を合体させた造語で、日本を旅行したいと考える外国人観光客からの需要のことを指します。
インバウンド需要が高まれば高まるほど、観光・飲食・レジャーといったさまざまな業界が潤い、日本の経済に大きな影響を与えます。
そのため、インバウンド需要は、日本の各業界から大きな注目を集めているのです。
「インバウンド」を正しく理解して使いこなそう
非常に多様な意味を持ち、業界やシーンによって使い方が少しずつ異なる「インバウンド」という言葉。
それぞれの意味を完璧に覚えて使いこなすのは難しいですが、「インバウンド=外側にあったものが内側へと入ってくること」という本質さえしっかり押さえておけば、問題ありません。
あまり難しく考えず、言葉が持つ本来の意味を理解するよう努めましょう。
(maco)
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※この記事は2021年05月20日に公開されたものです