「ご清栄」はどう使う? 意味や「ご清祥」との違い(例文付き)
「ご清栄」の言い換え表現
最後に、「ご清栄」と似たような意味を持つ言葉をいくつか紹介します。
「ご盛栄」
「ご盛栄(せいえい)」は、商売などが盛んに栄えることを意味し、相手の商売が順調であることを祝うための表現です。
主に事業を行う組織に対して使う言葉ですが、個人でも商売をしている相手であれば使用できます。
例文
・貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます
・時下、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます
「ご繁栄」
「ご繁栄(はんえい)」は、豊かに栄え発展することを意味し、商売が繁盛して豊かになることを願う表現です。
「ご盛栄」と同様、事業を行う組織や個人に向けて使用します。
例文
・皆さまにおかれましては、ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます
・貴社のさらなるご繁栄を心よりお祈り申し上げます
「ご発展」
「ご発展」は、勢いや力が伸び広がり盛んになることを意味し、今よりもどんどん良い方向へ進んでいくことを願う表現です。
組織に対しての使用が一般的ですが、個人にも使え、手紙やメールの締めの言葉としてもよく使用されます。
例文
・貴社ますますのご繁栄とご発展をお祈りいたします
・貴社のますますのご発展を祈念しますとともに、本年もなお一層のお引き立てを賜(たまわ)りますよう、よろしくお願い申し上げます
シチュエーションに合わせて使い分けよう
「ご清栄」は、ビジネスやプライベートで幅広く使える言い回しです。
多くの場合、文書や手紙の冒頭で使用するので、ひな形を覚えておけばさまざまな場面で応用できます。
意味の似た言葉も合わせて知っておくことで、ぜひ状況に合わせて使い分けてみてくださいね。
(大西みき)
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※この記事は2021年04月30日に公開されたものです