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「ご健勝」の意味や使い方は? 「ご清祥」「ご多幸」との違いや例文を解説

直井みずほ

ビジネスシーンなどで、一度は「ご健勝」という言葉を見聞きしたことがあると思います。「ご健勝」は、相手の健康を喜んだり、願ったりする気持ちを表す言葉です。今回は国際おもてなし協会代表理事・直井みずほさんに、そんな「ご健勝」の意味や使い方、言い換え表現などを紹介してもらいました。

仕事上でやりとりするメールや文書、スピーチなどで「ますますご健勝のこととお慶び申し上げます」という一文を見聞きされたことはないでしょうか。

さまざまな場面のあいさつで使われる「ご健勝」という言葉ですが、どのような意味を持つのでしょうか? また、使う時の注意点は?

今回は「ご健勝」の正しい使い方を解説します。

「ご健勝」の意味とは?

「ご健勝」は「ごけんしょう」と読み、「健勝」に「ご」という接頭語が付いた言葉です。

「健勝」を辞書で引くと次のように書かれています。

けんしょう【健勝】
(相手の)健康がすぐれてすこやかなこと。
(『広辞苑 第七版』岩波書店)

接頭語の「ご」は、相手に対する話し手の敬意を表現する丁寧語ですので、「ご健勝」とは「(相手の)体に悪いところがなく心身が丈夫でいらっしゃる」という意味になります。

次ページ:「ご健勝」の使い方

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