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連休明けの仕事に行きたくない。しんどい理由と気持ちを切り替える対処法10

笹美

連休明けに仕事へ行きたくないと感じて「つらい」「しんどい」「休みたい」など思う人も多いはず。憂鬱でやる気が出ない理由と気持ちの切り替え方を10個紹介します。

連休明けに仕事への意欲が湧かず、「出勤したくない」「仕事がつらい」と考えることは誰にでもあります。毎日の出社ですらつらいのに、楽しい時間を過ごした連休明けとなるとなおさらです。

今回は、連休明けの出勤がつらいとモヤモヤしている人に向けて、連休明けの仕事がつらい理由と、そんな時に試せる対処法10選をご紹介します。

連休明けの仕事はみんな憂鬱でしんどい

連休明けの仕事につらさを感じている人は意外と多いものです。

人材サービスを提供する株式会社スタッフサービス・ホールディングスが、全国の20~40代働く男女500名に「3日間以上の連休明け、仕事がつらいと思うか」というアンケートを取ったところ、「そう感じる」「どちらかと言うとそう感じる」と回答した人が全体の83.6%を占めたという調査結果もあります。

つまり、働いている人の8割以上が、連休明けの仕事を憂うつに感じているということです。

「自分ばかりがつらい思いをしている」と考えれば気分は沈みやすくなりますが、「他の人も同じようにつらいんだ」と思えば、少しは気が楽になるのではないでしょうか。

連休明けの仕事のモチベーションが上がらない理由

なんとなく仕事に行きたくないという時は、その理由を理解した上で適切な対処を行いましょう。

また、「つらいのは自分だけじゃない!」と知ることができるはずです。

ここでは、連休明けの仕事がつらい代表的な理由を5つ見ていきましょう。

(1)もっと遊びたいから

まとまった連休で楽しい時間が続くと、多くの人が「もっと遊んでいたい!」という気持ちになり、仕事をつらく感じやすいでしょう。

自由に趣味を楽しんだ時間と比べれば、仕事をしている時間がつらく感じられるのはある意味当然でもあります。

「仕事がなければもっと遊べるのに」と考え始めると、仕事に対して後ろ向きな感情が芽生えてしまいます。オンとオフでしっかりと気分を切り替えることが大切です。

(2)体内時計が乱れているから

連休中に不規則な生活を送っていると、体内時計が乱れ、その影響で仕事を憂うつに感じてしまうこともあります。

例えば、連休中に夜型の生活が続くと、いざ連休が明けて朝型の生活が始まった時に体内時計が狂い、「時差ぼけ」のような状態になることも。

不規則な生活で体内時計が乱れると、仕事がある日と就寝リズムが異なり、なかなか寝付けなかったり……。その結果、睡眠不足になり、「休み明けにやる気が湧かない」「体がだるい」といった不調の原因になります。

(3)疲れがたまっているから

連休中の体の疲れが、連休明けの憂うつな気分の一因になることがあります。

連休中は、せっかくだからと平日にはできないことをして活動的に過ごす人も多いです。その際、思いきり遊んで休息が十分でない状態だと、連休明けに疲労が出ることも。

また、連休中たくさん寝たのになぜか疲れが取れないという人もいます。平日の睡眠不足を休日の「寝だめ」で解消しようする人も多いですが、普段より数時間多く寝たくらいでは慢性的な疲れを解消することはできません。

休日の不規則な睡眠で生活のリズムが乱れると、かえって睡眠の質が下がり、疲れが取れないまま出勤日になってしまうこともあります。そうなれば、注意力散漫になり仕事のミスにつながってしまうかもしれません。

(4)仕事がたまっているから

仕事がたまっている場合、やるべき仕事の数々が心に重くのしかかり、憂うつな気分の原因になることがあります。

連休前は「とりあえずこの仕事は休み明けにやろう」と軽い気持ちで仕事を先送りしてしまいがち。そして、いざ連休明けに仕事に直面すると、膨大な仕事量にうんざりして逆にやる気がなくなってしまうのです。

仕事量が原因で憂鬱な気分になりがちな人は、できるだけ連休前には仕事をためない、連休明け初日にたまった仕事を片づけておくことで、つらさが改善する可能性があります。

(5)今の仕事にそもそもストレスを感じているから

そもそも連休に入る前から仕事にストレスを抱えている場合もあります。

「もともと今の仕事にやりがいを感じられない」「自分に向いていないのではないか」「人間関係がつらい」「業務量が多すぎる」と後ろ向きな感情が蓄積している場合、連休で少しリフレッシュしたとしても、根本的な問題解決にはなっていません。

むしろ、連休で好きなことに時間を使ったからこそ、仕事のストレスをより大きく感じてしまうケースもあります。

連休明けの仕事がしんどい時の対処法10選

連休明けの仕事がつらいからといって、仕事をズル休みするわけにもいきません。

ここからは、仕事のつらさを少しでも緩和するために、連休中や連休明けに試せる対処法10選を紹介します。

(1)仕事開始2日前から生活リズムを整える

連休明けに気分良く出勤するためには、仕事が始まる2日前から生活リズムを整えておきましょう。連休中に昼夜逆転するほど不規則な生活を送ってしまった場合、連休明けに生活リズムを戻すのはなかなか難しいものです。

そのため、余裕があれば、“2日前”から意識! 生活リズムを朝型に戻すよう心掛けましょう。余裕を持って準備しておけば、出勤日にいきなり生活リズムが変わって調子が出ないという心配もありません。

(2)次の休みの予定を立てておく

連休中に、次の休日の予定をあらかじめ立てておくのもおすすめです。連休明けは憂うつだったとしても、またすぐに次の週末は訪れます。

仮に連休明けに気分がふさぎ込んでしまっても、次の休日の楽しい予定のことを考えれば、1週間は頑張って仕事を乗り切ろうという前向きな気持ちが生まれるはずです。

(3)運動をして気分をリフレッシュ

連休最終日は、運動をして気分をリフレッシュするのもおすすめです。体を動かせば、気分がリフレッシュするだけでなく、気持ちを活発にする効果も期待できます。

ただし、過度な運動はかえって体に疲労を蓄積させてしまうため、無理のない範囲で運動をするのがポイントです。

(4)適度に仕事のことを考える

連休明けになかなか気分を切り替えられない場合は、連休中も適度に連休明けの仕事のことを考えてみましょう。

連休明けの仕事に対して漠然とした不安に襲われるという人は、やるべき仕事をメモに書き出すのもおすすめです。やるべきことを書き出してみると「そんなに難しい仕事はないな」とスッキリして、気分が晴れることもあります。

ただし、連休中ずっと仕事のことを考えてばかりでは、せっかくの休日を楽しめません。

そのため、連休明けの仕事のシミュレーションを終えたら、きっぱり仕事のことを忘れて休みを満喫することも大切です。

(5)アロマでリラックスする

心身をリラックスさせるために、アロマを活用するのもおすすめです。仕事のやる気を出したい時や、落ち着いて気分転換をしたい時などに役立ちます。

連休中だからといって、忙しなく活動し続けるのではなく、お気に入りの香りに包まれてリラックスする時間も作ってみましょう。

(6)気分が高まる音楽や本を活用

朝目覚めてから「仕事がつらい」と憂鬱な気分になった時は、通勤時間を活用して気分転換をするのがおすすめです。

元気が出る曲やエネルギーが湧く曲がある人は、通勤中に音楽を聴いてみましょう。通勤中にお気に入りの音楽を聴くことで、前向きな気持ちを取り戻せます。

同様に、落ち込んだ時に読む愛読書がある人は、通勤途中に目を通して気分を落ち着かせましょう。

(7)ToDoリストを作り最低限の仕事だけ行う

やる気が出ないまま職場に着いてしまった場合は、まずやるべき仕事をすべて洗い出し、「ToDoリスト」を作りましょう。

この時、メールチェックやデスクの整理など、なるべく簡単ですぐに終わる仕事から取りかかるのがコツです。やる気が出ない時に複雑な仕事を行うと、時間ばかり過ぎて非効率になることも。

簡単な仕事で手を動かすことで、徐々に気持ちを仕事モードに切り替えられます。

(8)初日に楽しみを設ける

連休明けの初日に、豪華なランチや帰宅時の買い物など、楽しみになるような予定を設けておくのもおすすめです。

少し豪華なランチやデザートは、憂鬱な気分でも頑張って出勤した自分へのご褒美。楽しい予定が待っていると思えば、嫌な仕事を乗り越えるパワーも出てきます。

連休明けにどうしても仕事がつらくなってしまうという人は、連休明けに頑張って出勤した自分へ、小さなご褒美をあげてみてはいかがでしょうか。

(9)つらい気持ちを周囲に相談する

連休明けの仕事がつらくて仕方ない場合は、思い切って信頼できる人に相談してみましょう。自分1人で悩みやストレスを抱え続けていると、気持ちのはけ口がなく、嫌な気分を引きずってしまいがち。

人に話を聞いてもらうだけでも気分が楽になりますし、周囲から思わぬアドバイスをもらえることもありますよ。

(10)転職に向けて準備をする

どうしても仕事がつらくて耐えられない時は、思い切って転職するのも1つの手です。連休明けに限らず毎日仕事がつらい、そもそも職場環境に問題があるという場合は、リラックスや気分転換だけでは問題の根本的な解決にはなりません。

とはいえ、いきなり本格的に転職活動をするのが難しい場合もあります。そんな時は、求人情報を眺めたりエージェントに登録したりするだけでも気が楽になるはずです。

連休明けの仕事に自分なりの対処法を見つけよう

連休明けの仕事は、多くの人にとってつらいものです。連休明けの仕事を乗り越えるためにも、まずは「自分1人がつらい」と思い込み、必要以上に憂うつな気分を抱え込まないようにしましょう。

また、いきなり休み前と同じ仕事のペースに戻そうと気負わないことも大切なポイントです。

仕事のつらさを緩和するためにも、まずは自分に合った対処法や気分転換の方法を見つけ、連休明けのストレスと上手に付き合っていきましょう。

(笹美)

※画像はイメージです

※この記事は2021年04月26日に公開されたものです

笹美

経営者兼フリーライター兼コンサルタント。大手企業のマーケティング部門で管理職として20年勤務し、生きたマネジメントを実践。独立後は産業心理学や行動経済学をベースに、不動産投資や恋愛心理学に活用している。ライターとしてはスマトラ津波のドキュメント本やシニア再就職本など出版も多数。

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