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上京したのに「方言を使い続ける人」の特徴

#犬さやの遠吠えやってまーす!

犬山紙子

エッセイスト・TVコメンテーターとして活躍する犬山紙子さんが、恋愛・人間関係・趣味などあらゆるテーマで語るラジオ『犬山の遠吠え!やってまーす』。本連載では番組内のトークを言葉にし、音声と共にお届けします。今回は2021年3月19日放送分から。

『犬山の遠吠え!やってまーす』今回の番組トーク音声はこちら

こんばんは、犬山紙子です。

今回もリスナーさんからのお便りを紹介していきます。

犬山さん、こんばんは。

犬山さんのラジオを聴いて疑問に思ったことがあります。それは犬山さんが関西弁で話しているところです。めちゃくちゃ流暢に話すのでWikipediaを調べると、大阪府出身と書かれていました。

僕は犬山さんが話す関西弁にキュンとしました。なので、関西のラジオ以外でも関西弁を話してほしいです。よろしくお願いします。

ありがとうございます! 私は基本的に標準語なんですけど、このラジオでは関西弁が多くなりますね。意識しているわけではなくて、ラジオトーク構成作家の松本さんが関西弁なので……(笑)。

目の前に関西弁の人がいると、自分も戻ってしまいがち。なので、他の現場で話す時も、そこに関西弁の方がいるかいないかで変わってしまうんです。

昨日、歌手のファーストサマーウイカちゃんと同じ現場だったんですけど、彼女も大阪出身なので、それを知って私も関西弁で話していました。

上京しても方言を使い続ける地方出身者

でも、関東に出てきて標準語になる人と、永遠に関西弁の人、何が違うんやろ?

芸能人の方も、お笑いの方以外は全面に関西弁を出していないイメージですよね。

周りが聞き取りやすいようにってことなんですかね。一般の方もそうだと思いますけど。

そういえば、この前読んだ漫画『カイジ外伝』に出てくる一条というキャラクターの「しかし……大阪出身にはいる……! 上京したにもかかわらず……その全てを……何ひとつ捨てずに……持ってくる奴……!」というモノローグがあって、めっちゃおもろかったです(笑)。

一条は岡山出身で、上京する時に全部捨ててきたんですよ。そんな頑なにならなくても……と覆うのですが。

そういえば広島出身者は、広島に誇りを持っている人が多い印象です。カープもあるし、女の子が「〜じゃけえ」とか言うのもかわいいですよね。上京しても広島弁を話す人もよく見ます。

東北はどうなんやろ? 私は宮城に住んでいた時もありましたけど、普通に友達と「〜んだ」「〜ださ」とか言ってましたよ。あと「めっちゃ」という意味合いで「いきなり」と言ったりします。「いきなりおいしい〜!」とか。

結局のところ、どこの方言もかわいいですよね。

そして今日お便りを送ってくださったリスナーさんは、見る目ならぬ“聴く耳”があるでしょう。使い方合ってるか分からんけど(笑)。

ラジオ番組『犬山の遠吠え!やってまーす』最新のトークはこちら

毎週木曜日、深夜0時30分からMBSラジオ(AM1179/FM90.6)で放送する他、アプリやネットで楽しめる「radiko」でも生配信。また、過去の放送は音声配信サービス「Radiotalk」で聞くことができます。

(トーク:犬山紙子、文:高橋千里)

※この記事は2021年04月24日に公開されたものです

犬山紙子

1981年生まれ。エッセイスト。美人なのになぜか恋愛が上手くいかない女性たちのエピソードを綴ったイラストエッセイ『負け美女』(マガジンハウス)で作家デビュー、女性観察の名手として注目を浴びる。SPA!やananなどで連載中。「スッキリ!」、「みんなのニュース」などコメンテーターとしても活躍する。

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