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【難読】“ぎゅうかく”じゃない? 「牛角」の正しい読み方

ななしまもえ(芸術系ライター)

本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?

社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。

今回考えるのは「牛角」の読み方です。

“ぎゅうかく”じゃないの? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。

「牛角」の読み方は?

「牛角」と見ると、焼肉屋チェーン店を思い浮かべる人がきっと多いですよね。

しかし、“ぎゅうかく”とは意味が全く異なる、別の読み方があるのを知っていますか。

気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ごかく”と読みます。

「牛角」の意味と使い方

『デジタル大辞泉』によれば、「牛角」の意味は以下のように解説されています。

ご‐かく【互角/▽牛角】

[名・形動]《牛の角が左右ともに長短・大小の差がないところから》双方の力量が同じ程度で、優劣の差がないこと。また、そのさま。五分五分。「―の勝負」「―にわたりあう」

もともとは、「牛角」を“ごかく”と読んでいましたが、室町時代より「互角」とするのが一般的になっていった、という説があるそうです。

読めない漢字はきっとまだまだたくさん

あなたは「牛角」を正しく読むことはできましたか?

きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「互角」と書くことが一般的に多いですが、「牛角」とも書くということを知っている人は少なかったのではないでしょうか。

普段からよく使っている言葉も、成り立ちを調べると、意外な漢字を使っていることが知れておもしろいですね!

(ななしまもえ)

※この記事は2021年04月12日に公開されたものです

ななしまもえ(芸術系ライター)

漢字の形の美しさに惚れ込む元ダンサー。漢字はダンスで表現できると信じている。サッカー好きで一時はレッズの追っかけをした経験もあり。おっとりしているが、サッカーの話になると早口で熱くなる。3代続く正真正銘の湘南ガール。

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