【難読】“きゅうじゅうろ”? 「九十路」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「九十路」の読み方です。
“きゅうじゅうろ”? 何それ? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「九十路」の読み方は?
「九十」は、大半の人が“きゅうじゅう”と読みますよね。「路」は迷路、旅路と読むので“ろ”、“じ”と読む人が多いのではないでしょうか。
しかし、この二つが合わさると“きゅうじゅうろ”、“きゅうじゅうじ”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ここのそじ”と読みます。
「九十路」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「九十路」の意味は以下のように解説されています。
ここのそ‐じ〔‐ぢ〕【九▽十/九▽十路】
《「そ」は十の意。「じ」は接尾語》きゅうじゅう。くじゅう。また、90歳。
「―あまり悲しき別れかなながき齢 (よはひ) と何たのみけん」〈続後撰・雑下〉
つまり、九十歳という意味合いで使います。
十路は“そじ”と読み、10年を単位として、年齢を数えるのに使う言葉です。
よく30歳を三十路(みそじ)と言いますが、90歳にも九十路(ここのそじ)という言い方があるんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「九十路」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。三十路はよく聞きますが、九十路は知らなかったという人がきっと多いのではないでしょうか。
年齢を表す言葉も、実はいろいろあっておもしろいですね!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年03月28日に公開されたものです