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感情移入しすぎてつらい。原因&対処法を専門家が解説

服部希美(心理カウンセラー)

感情移入しすぎる人が楽に生きるためのヒント

では、感情移入しすぎる人が楽に生きるために、日頃から心掛けておくと良いことをご紹介します。

(1)瞑想などで「何も考えない」時間をつくる

感情移入しすぎる人は、常に心のアンテナがフル稼働しています。

1日5分で良いので、1人になって「何も考えない」時間をつくり、心と体を休ませてあげましょう。

(2)日々の感情を日記などに書き出す

感情移入しすぎる人は、周りの人の感情と自分の感情の区別がつかなくなる傾向にあります。日頃から「自分」と「人」との区別をつける練習をしていきましょう。

例えば、「私はこう思う」「あなたはそう思うんだね」など、主語を意識して話すようにするのが効果的です。

また、1日の最後に、自分が何を感じたのか、どんなことがつらかったのか、日記をつけてみると、自分の感情を整理するきっかけになりますよ。

(3)理解者をつくる

感情移入しすぎる人は周りの人に合わせて過ごすことが多いため、ストレスがたまりやすい傾向にあります。

そのため、本当に信頼できる人に事情を話し、気兼ねなく過ごせる場をつくりましょう。

(4)相談を聞く時には時間を決める

感情移入しすぎる人は、人の気持ちがよく分かるため、人から相談されることも多いと思います。

感情移入しすぎてつらくなってしまわないように、自分のコンディションが悪い時には日を改めてもらう、「1時間だけならいいよ」など時間を区切ることで自分を守ることも大切です。

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