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【座談会】ドライブデート中の男性の本音

高橋千里

ドライブデートって密室だし距離も近いから、難易度が高いイメージ。女性がいつものデート以上に意識してしまうのと同じで、男性にも女性には言えない本音があるはず。そこで今回は、ドライブデートについての男性の本音を覗き見してみましょう。きっとドライブデートのコツが見つかるはず。

長い冬が終わり、もうすぐ春。暖かくなるのと同時に、車でお出かけをする人も増えてくるのでは?

今回は「付き合う前のドライブデート」について男性3人を集めて座談会。一気に親密度が上がりそうなドライブデートだけど、女性の行動次第ではマイナスな結果を招いてしまうことも……!

男性に運転を任せる場合のドライブデートでの男性の本音を知って、対策しておきましょう。

(左から)Sさん:27歳/営業職、Hさん:25歳/編集職、Oさん:29歳/営業職

本音1:ずっとスマホをいじられるのはつらい!

――今回は、ドライブデートにまつわる男性の本音について聞かせてください! まず、“助手席でスマホをいじってもいいのか問題”について。自分が運転している時に、横の助手席でずっとスマホをいじられるのは正直どう思います?

Oさん:僕は、助手席でスマホをいじること自体は不自然ではないと思います。行き先を地図アプリで調べたり、LINEを返したりする時もありますよね。だけど、過度なスマホいじりはちょっと困る(笑)。

――過度なスマホいじり……。具体的にはどこまでがOK ですか?

Hさん:地図アプリで行き先を調べてもらうのは全然OK、むしろありがたいです。

Oさん:友達からのLINEを返すのは……5〜10分ずっとLINEに夢中なのはつらい(笑)! だけどLINEをしながらでも、僕の話に反応してもらえればいいかな。その行為がNGというよりは、全集中されてしまうことが悲しい。

Sさん:ドライブデートのはずなのに、まるで“タクシー”のように扱われるのがきついですね。「僕って運転手でしかないのかな?」って悲しくなっちゃいます。

Oさん:せっかくのデートなんだから、コミュニケーションは取りたいよね。スマホをいじられても、2人の会話さえあればうれしい。

――車の中だからというより、カフェなどでのデートと一緒ということですね。

Oさん:そうそう。どうしてもすぐに返さなきゃいけないLINEの時は、一言「ちょっとLINE返すね」と言ってもらえれば全然気にならないですね。

Sさん:僕も同じです。

Hさん:……僕はそれでも結構気になりますね(笑)。

Oさん:え、そうなの!?

Hさん:特別な時間なので、あまりスマホを触らないでおこうという気持ちが見えないとちょっと冷めちゃいますね。「今じゃなくてもよくない?」と思ってしまいます。

――怖い!

Hさん:気にしないふりをして、内心ちょっとイラッとしてしまうかもしれないです。特に付き合う前だったら確実にマイナスポイントになりますね。「付き合った後もこういうことされるんだろうな」って予想ができてしまうから。え、みなさんそういうふうに思わないですか?

Oさん:俺は、そこまではないかな……(笑)。

Sさん:スマホをいじる目的が、地図アプリでの行き先調べ、目的地の詳細調べ(お店の情報など)、音楽アプリでの曲選びだったら、逆にうれしいですけどね。特に、3つ目の音楽アプリで「この曲かけたら次はこれにしよう」とか、車内DJの役割を担ってくれるのはありがたい。

Hさん:あとは、スマホで動画を撮ってくれるのもうれしいかな。窓から見える風景や、運転している自分を撮って、2人の思い出に残してくれるとか。

Oさん:2人とも結構こだわりがあるんだな。俺は割とカラッとした性格だから、あまり細かいことは気にならないかも。

――性格にもよるんですね。とはいえ、付き合う前だと相手の性格もまだよく分からないから、スマホはあまり触らないのが無難なのかも……。

Sさん:男性側はめちゃくちゃ楽しませようと思ってドライブデートに挑んでいるので、スマホばかりいじられると「脈がないのかな」と落ち込みますね。

Oさん:逆に、本当に脈がない意思表示をしたいなら、あからさまにスマホいじってつまらなさそうにしてもいいかも(笑)。まぁ、それも普通に傷つきますけどね……。

本音2:助手席ではこれをしてほしい!

――スマホをいじるよりも会話をしてほしいという意見もありましたが、どういう話を振ってほしいですか?

Hさん:僕は他愛もない軽めの話がいいです。「暑いね」「あの海きれいだね」とか。運転にも集中したいので、あまり難しい話を振られると答えられなそう。

Sさん:僕は逆にドライブ中も会話を楽しみたいタイプなので、クイズとか出してほしい!

Oさん:平成初期のドラマみたいだな(笑)。僕はしいて言うなら、お互いの共通項であるドライブデートの行き先(目的地)の話を振ってもらえたらうれしいかな。「(目的地に)着いたら何したい?」「あそこの桜きれいらしいよ」とか、お互いテンションが上がるよね。

Hさん:たしかに、これからの楽しみが増す振りでいいですね。そこから派生していろんな話が広がりそう。

Sさん:付き合う前だと、パーソナルに迫るような話でもいいかもしれないですね。例えば車で水族館に行く場合「水族館行ったことある?」「誰と行った?」みたいな話を振るとか。それで相手の過去や人間性が見えてくるかも。

Oさん:それでいうと、ドライブデートの帰り道に、女性から「夜景がきれいなところに寄ってみたいな」とか言ってもらえるとめちゃくちゃうれしい! こっちも一気に畳みかけて告白できるから(笑)。

――話の振り方によっては告白のチャンスになるかもしれないんですね! ちなみに会話以外だと、何かしてもらいたいことはありますか?

Hさん:僕は思いやりに弱いので、運転している時にお菓子を渡してくれたり、お茶のペットボトルのふたを開けてくれたりとかするとうれしいですね。

Oさん:僕は、笑っていてくれたらそれでいい。

――突然のJ-POP感。

Oさん:車内って2人だけの空間だし、その場が明るくなることを男性も期待していると思う。だから、賑やかでいてほしいですね。

Sさん:分かる。自分の話に笑ってくれるのがうれしいよね。

Oさん:あとは「大丈夫? ちょっと休憩する?」みたいな気遣いをしてもらえるとうれしいかな。男性がドライブデートに慣れてない場合、自分から「休憩したい」とは言いにくいから。

Hさん:確かに、プラスアルファでしたいことって自分からは言い出しにくい。女性側から言ってもらえると助かりますね。

Oさん:あと、我慢していることとしては、たばこが吸えない!

Sさん:僕もです。だけど強烈に臭いがキツいのと、車内が煙だらけになってしまうので、さすがに車では吸えないですね。

Oさん:ヤニで黄ばむし、火も危ないしね。一緒にいる相手にも嫌がられたくないので。

――そういう時は、いったん外に出て吸いに行くんですか?

Sさん:うーん、基本的にはずっと吸わないようにしてますね。外で吸っても、服や髪についたたばこの臭いが車内にも移るんじゃないかと不安で。ドライブデート前にめちゃめちゃファブリーズとか撒くタイプなので(笑)。

Oさん:僕は停車して車内で吸う場合は、加熱式たばこを使うようにしてます。プルーム・テック・プラス、アイコス、グローとか今いろいろ出てますよね。僕は、臭いが少なくて煙が出ないプルーム・テック・プラスを使っています。これなら相手にも嫌がられないですよ。

――逆に、ドライブデートでしてほしくないことは?

Oさん:ネガティブなことを言われるのはきついかな。「次は○○に行く?」って聞いたら「えー、やだ」「行きたくない」とか。否定されたらその次の話がなかなか出てこないんだよね。

Hさん:僕の友達が彼女と2年付き合って最近別れたんですけど、その原因がまさにドライブデートだったんですよ。

――タイムリー! どうして別れちゃったんですか?

Hさん:彼女が、車のダッシュボードを開けてそこに足を乗せたらしくて。それを見て、彼氏側が冷めちゃったそうです。

Oさん:2人の関係に慣れちゃってそういうことをしたのかな。

Hさん:慣れはあったとしても、「運転してもらって当たり前」「行儀が悪くても許されるだろう」とは思ってほしくないですね。

本音3:お金じゃなくても、感謝の気持ちを見せてほしい!

――地味に気になる、ドライブデートのお支払い問題。これってどうですか?

Sさん:ガソリン代とか高速代とかを、全く気にされないのはムッとしてしまいます。

Oさん:支払わなくてもいいけど、何かの形でお返ししてくれたらうれしいよね。「コンビニでレッドブル買ってきたよ」とか、金額に関わらず気持ちを示してほしい。

――車の運転をしたことがない女性だと、そのあたりの塩梅が難しそうです。具体的にどうやって感謝の気持ちを示すのがいいですか?

Oさん:デートの最後に「今日はありがとう、楽しかった。ガソリン代とか高速代とか負担した方がいい?」の一言があるだけでもめっちゃうれしいですね。その場で告白したくなる(笑)。

Sさん:お金の話を切り出すのが難しいなら、「運転ありがとう」ってドリンク渡すくらいでいいと思います。

Hさん:男性側は基本的に、女性にお金を支払ってもらうつもりはない人も多いだろうから、エナジードリンクみたいに受け取らざるをえないものをもらうのはありがたいですね。

Oさん:食事デートと一緒かな。お会計の時にお財布を出す仕草を見せてもらうだけでいい。そういう思いやりがうれしいですね。

ドライブデートでは「何気ない気遣い」を大切に!

男性の性格によって女性に求めることはさまざまでしたが、全員に共通していたのが「何気ない気遣いがうれしい」ということ。

運転する側は体力的負担も大きいことを考慮して、プラスアルファで自分なりの気配りができると、きっと2人の距離も縮まるはず。楽しいドライブデートを!

(取材・文:高橋千里、撮影:前田立、編集:鈴木美耶/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2021年03月16日に公開されたものです

高橋千里

高橋千里(たかはし ちさと)

2016年にマイナビ中途入社→2020年までマイナビウーマン編集部に所属。芸能人インタビューやコラムなど、20本以上の連載・特集の編集を担当。2021年からフリーの編集者・ライターとして独立。女性向けジャンル(恋愛・美容・エンタメなど)を中心に活動中。女子アイドル、恋リア、コスメ、お酒が好き!

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