【難読】“せつい”? 「拙い」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「拙い」の読み方です。
“せつい”と読むのかな? と思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「拙い」の読み方は?
「拙」という字は、稚拙、拙者と読むので、“せつ”、“せっ”と読むことが多いと思います。
しかし、これに「い」の送り仮名をつけても、“せつい”とは読みません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“つたない”と読みます。
「拙い」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「拙い」の意味は以下のように解説されています。
つたな・い【拙い】
[形][文]つたな・し[ク]
1 能力が劣っている。ふつつか。「―・い者ですがよろしく頼みます」2 運が悪い。「武運―・く敗れる」
3 事を行うのに巧みでない。へたである。「―・い字」「―・いが読む人の心を打つ文章」
[派生]つたなげ[形動]つたなさ[名]
よく、「拙い文章ではありますが~」や、「拙い話ではございましたが~」なんて、謙遜する表現で使っているのを聞いたことはないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「拙い」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。聞いたことがあっても、漢字になると自信を持って読めない言葉も案外多いですよね。
聞きなれた言葉も、改めて調べてみましょう。知らなかった漢字を覚える、いいきっかけになるかもしれません!
(ななしまもえ)
※この記事は2021年03月15日に公開されたものです