【難読】ムズっ! でも知ってるはず。「霰」の読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「霰」の読み方です。
「散」という字に雨冠(あめかんむり)が付いているけれど、なんて読むの? そう思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「霰」の読み方は?
雨冠(あめかんむり)が付いているので、天気に関する言葉なのかな? と思った人もいるのではないでしょうか。しかし、天気を表す言葉といってもいろいろありますよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“あられ”と読みます。
「霰」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「霰」の意味は以下のように解説されています。
あられ【×霰】
1 雲の中で雪に微小な水滴が凍りつき、白色の小さい粒となって降ってくるもの。雪霰 (ゆきあられ) と氷霰 (こおりあられ) とがある。気象用語では直径5ミリ未満が霰、5ミリ以上が雹 (ひょう) 。《季 冬》「呼かへす鮒売 (ふなうり) 見えぬ―かな/凡兆」2 料理で、小さく賽 (さい) の目に切ること。また、切ったもの。「霰に刻む」
3 干飯 (ほしいい) を煎 (い) ったもの。
4 「霰餅 (あられもち) 」に同じ。
5 「霰小紋」に同じ。「霰地の織物」
6 「霰蕎麦 (そば) 」に同じ。
スーパーで見かけるあられ餅の”あられ”も本来は「霰」と書くんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「霰」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。普段、「霰」は天気予報やニュースでもひらがなで表記されているので、漢字で見る機会は少ないのですが、改めて調べてみると、納得の形であることに驚かされます。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年02月27日に公開されたものです