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「大安」とはどんな日? 言葉の意味や避けるべきこと

三上ナナエ(マナー講師)

「大安」の日に行われやすい行事

六曜の中には時間帯によって吉凶が変わる日もありますが、大安は終日、万事において吉といわれています。

時間帯を気にすることなく行うことができるので、結婚式などのお祝い事には特に人気の日でもあります。

また、新しいことを始めるのにも良い日とされています。

結婚式

大安は特にお祝い事が吉とされているので、結婚式に大安を選ぶ人は多いです。「終日万事が吉」なので、一日中時間帯を気にせずにとり行うことができます。

ただ、とても人気の日ですので、式場などの予約は取りづらいということがあります。そのため、最近ではこだわらない方も増えています。

身内で「大安」にこだわる人がいる場合は、早めに相談しておくのが良いでしょう。

入籍

できるだけおめでたい日を門出に選びたいということから、大安を入籍日に選ぶカップルも多いです。

ただ、自分たちにとっての記念日に合わせて入籍したいということから、六曜にこだわらずそちらを優先することも増えています。

結婚式同様、身内で「大安」にこだわる人がいる場合は相談しておくと良いでしょう。

宝くじの購入

宝くじ売り場で、大安の日に「大安吉日」などの旗が立てられたりしていますね。

験担ぎを大切にしている人にとっては、宝くじを購入するのに人気の日です。

ちなみに、お金に関することで縁起の良い日とされているのが、「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」。

一粒のもみが、稲穂のように何倍も膨らむように、少しのものが万倍に増える日とされています。

もちろん、だからといって当選するとは限りませんが、楽しむための一つのこだわりとして取り入れてみるといい考え方です。

引越し

時間帯を気にせず、一日を通じて吉日なので、大安は引越しに関しても大変縁起が良いとされています。

六曜に詳しくなくても「大安は良い日だ」と認識している人も多く、引越しの予約も集中する傾向はあります。ですから、大安の日にこだわらなければ予約も取りやすく、料金も安くなることもあるため、他の日取りを選ぶ人もいます。

ちなみに、六曜ではありませんが、暦の一つである「三隣亡(さんりんぼう)」という日は、引越しや新築に関わる行事において「大凶」といわれています。

もちろん、捉え方は人それぞれですが、近隣住民や関わる人が気にするのであれば、その日は避ける方が無難でしょう。

お参りやお宮参り

六曜は神社とは関係がないといわれています。

ただ、大事にしていることは人それぞれですので、できるだけ良い日を選びたいという気持ちであれば、大安の日はより思いも込められそうです。

大安の日は他の日と比べて混雑することが予想されますので、高齢の方が一緒であれば、混み合う前の早い時間に行くなど調整すると良いでしょう。

お宮参りは、お母さんや赤ちゃんの体調が優先されますので、臨機応変に日程を組むことをおすすめします。

納車

大安の日は、新しい物の使い始めには良いとされており、納車日にも適しています。

「安全に長く乗ることができますように」という願いを込めて、大安の日に納車を希望する人も多くいます。

契約

めったにない大きな契約は、良い未来を招きたいという思いから大安を選ぶ人も多いようです。

自分が気にならなくても、関わる相手が気にすることもあるので、日取りに配慮した方が良いかどうか、事前に確認を入れておくと無難でしょう。

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