【難読】“かつい”じゃない! 「猾い」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「猾い」の読み方です。
“かつい”? いやいや、絶対そんな読み方じゃない! そんな葛藤をしたら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「猾い」の読み方は?
「猾」は悪賢いことを表現する時に使う「狡猾(こうかつ)」の“かつ”です。なので、“かつ”と読む人が多いのではないでしょうか。
しかし、これに「い」の送り仮名をつけた途端、その読み方は難解に。きっと多くの人がなんと読めばいいのか戸惑うはずです。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“わるがしこい”と読みます。
「猾い」の意味と使い方
『漢字ペディア』によれば、「猾い」の意味は以下のように解説されています。
わるがしこ・い【猾い】
悪い面に知恵が働くようす。ずるい。「あの子供は―いところがある」
「悪賢い」とも書く。
つまり、悪知恵が働く、ずるい、といった意味合いですね。
「猾」という漢字自体に、悪賢いやずるいといった意味があるようなので、そのまま読んだというところでしょうか。また、「猾」という漢字には、みだすやみだれるといった意味もあるようです。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「猾い」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「悪賢い」と書くのではなく「猾い」と書くと、「悪さ」よりも「賢さ」のイメージが強いと感じるのは私だけでしょうか。
(ななしまもえ)
※この記事は2021年02月12日に公開されたものです