「ご期待に添えるよう」の使い方とは? 例文・言い換え表現を解説
「ご期待に添えるよう」の言い換え表現
最後に、「ご期待に添えるよう」と似た意味合いを持つ言葉を紹介します。
「期待に沿う(添う)」
「沿う」は、「沿道」などの熟語で使わるように、「(目的などに)従う、はずれないようにすること」「何かを取り囲むように線などを引くこと」「流れに従って動くこと」などを指します。
「添う」は「離れずにいること、付け加えること」の意味ですので、「ご期待に沿う」でも「ご期待に添う」でも、同じように使うことができます。
例文
重要なお客さまや上司からの激励の言葉に対して、改まった返事をする時には以下のように用います。
・ご期待に沿えるよう(添えるよう)精進いたします。
「期待に応える」
「応える」は、「反応する・対応する」という意味ですから、「ご期待に応える」には「相手の期待に応えられるように積極的に動く・働きかける」というニュアンスがあります。
「期待に添う」の「相手の期待に従う・受け入れる」に対して、自分から行動するというより主体的な意思が伝わります。
ただ、改まった場面では、「ご期待に添えるように」の方が相手の意向を尊重する謙虚さは伝わりやすいので、相手と場面に合わせて使い分けてみてください。
例文
仕事を任せると上司に依頼された時には、以下のように使うことができます。
・信頼してこの仕事を任せてくださった○○さんのご期待に応えられるよう、しっかり取り組みますので、どうぞご安心ください。