「ご指導ご鞭撻」の意味と正しい使い方【例文付き】
「ご指導ご鞭撻」を使う際の注意点
次に、「ご指導ご鞭撻」を使う際の注意点を紹介します。
「ご指導ご鞭撻」は、具体的な作業について指南や声援をお願いするものではなく、長い目で導き、見守ってほしいというニュアンスでも用います。
そのため、「この予算案についてご覧いただき、コメントや修正箇所がございましたらご指導ご鞭撻をお願いします」のような表現は不適切となります。
この場合は、「コメントや修正箇所がございましたらご教示ください」となります。
また、長期的な関係を見込んで使用される言葉なので、「これまでご指導ご鞭撻ありがとうございました」という言い方はしません。
職場でお世話になった人が異動や退職する際など、これまでのお礼を表現したい場合には、「これまでお導きいただき、ありがとうございました」というような言い方にするのが良いでしょう。