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もう限界! 女友達と「距離を置きたい」と思ったら

#犬さやの遠吠えやってまーす!

犬山紙子

エッセイスト・TVコメンテーターとして活躍する犬山紙子さんが、恋愛・人間関係・趣味などあらゆるテーマで語るラジオ『犬山の遠吠え!やってまーす』。本連載では番組内のトークを言葉にし、音声と共にお届けします。今回は2020年11月27日放送分から。

『犬山の遠吠え!やってまーす』今回の番組トーク音声はこちら

こんばんは、犬山紙子です。

今回もリスナーさんからのお便りを紹介していきます。

犬山さん、こんばんは。私には学生時代から10年来の付き合いになる友人が1人います。

気を許してもらっているのはうれしいのですが、こちらの都合関係なしに職場の愚痴LINEが長文で送られてきたり、人から褒められた内容の詳細を私にだけ逐一報告してきたり……。また、芸能人などの整形の話で盛り上がったりして、嫌な気持ちになります。

もちろんその友人との楽しかった思い出や、大好きなところもあるのですが、最近はその友人と会う時には必要以上に気を張ってしまいます。今ではしんどくなって、少しずつフェードアウトしたいと思うように。

人の良い面・悪い面を受け入れられる人を尊敬はしているのですが、私にはなかなか難しいなと感じています。犬山さんが、人と付き合っていく上で、意識していること・大切にしていることがあれば教えていただけるとうれしいです。

分かります、分かります! 仲の良かった友達でも、ちょっとずつ意識の差や価値観の違いが出てきたりする。

離婚理由で「価値観の違い」ってよく聞きますけど、友達同士でもありますよね。

私も「あの人整形だよね?」とか揶揄する話題を出されるとキツいです。その人の自由なのに、それを冷やかすのって失礼なことだし。

フェードアウトするのも全然悪いことじゃないと思います。絶交じゃなくて、フェードアウトして、またお互いに気が変わって波長が合ったら仲良くすればいいんです。

1か0かじゃなくて、限りなく0に近いところに置いておくとかね。関係性もその時々で変わってくると思うので。

友達に“クソバイス”する時代は終わった!

私が人と付き合う上で大切にしているのは、“傾聴”すること。

大好きな女友達がいて、その子とは愚痴も褒められた話もするんですけど、年齢を重ねると共にお互い“傾聴”ができるようになったんです。

相手の話をさえぎって「あんた、それアカンやん!」「そんな男やめとき!」とかクソバイスをしていた過去、さようなら。

相手の話を否定しないで最後まで聞く。その後、相手に求められたらアドバイスをする。できれば相手も私の話を傾聴してくれるとうれしいですよね。

逆に、クソバイスや差別的なことばかり言ってくる相手はしんどい……。もし友達のそういうところが気になったら、密に接するほどではないかなと思ってフェードアウトしていきます。

たまには友達にも愛をささやいて

あとは、相手の彼氏になったくらいの気持ちで愛をささやくことも意識しています(笑)。

よくカップルの間で「愛情表現や感謝の気持ちを口にして伝えることが大事」と言われるじゃないですか。これって、そのまま友達にも当てはまると思っていて。

「愛してるで!」って伝えると、相手も「愛してるで!」って伝えてくれるようになる。その関係性が築けると、相手にうれしいことがあった時、自分も本当にうれしいんですよ。

でも愛を伝えていないと、お互い疑心暗鬼になって、「実は裏で私のこと嫌ってる?」とかネガティブな気持ちが増幅するんです。

まずは自分から愛を伝えることで、相手の不安を解消できたらいいですね。この方法、おすすめです!

ラジオ番組『犬山の遠吠え!やってまーす』最新のトークはこちら

毎週木曜日、深夜0時30分からMBSラジオ(AM1179/FM90.6)で放送する他、アプリやネットで楽しめる「radiko」でも生配信。また、過去の放送は音声配信サービス「Radiotalk」で聞くことができます。

(トーク:犬山紙子、文:高橋千里)

※この記事は2021年01月16日に公開されたものです

犬山紙子

1981年生まれ。エッセイスト。美人なのになぜか恋愛が上手くいかない女性たちのエピソードを綴ったイラストエッセイ『負け美女』(マガジンハウス)で作家デビュー、女性観察の名手として注目を浴びる。SPA!やananなどで連載中。「スッキリ!」、「みんなのニュース」などコメンテーターとしても活躍する。

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