絵文字じゃありません! 「凸凹」の読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「凸凹」の読み方です。
「テトリスみたいだけど、どう読むの?」なんて思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「凸凹」の読み方は?
「凸」は、両端が低く、中が出ている、「凹」は、物の表面が部分的にひっこんでいるというニュアンスで使います。二つを合わせて「凹凸」となると、多くの人が“おうとつ”と読むのではないでしょうか。
しかし、よく見てください。
“おうとつ”は「凹凸」と書きます。
かなり紛らわしいですが、今回考える「凸凹」とは「凹凸」は、漢字の順番が逆なんです。
気になる読み方ですが……。これ、実は“でこぼこ”と読みます。
「凸凹」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「凸凹」の意味は以下のように解説されています。
でこ‐ぼこ【凸凹】
[名・形動](スル)
1 物の表面が出っ張ったり、へっこんだりしていること。また、そのさま。「凸凹した道」「凸凹な地面をならす」2 物事に優劣・多少などの差があって、つりあいがとれていないこと。また、そのさま。「賃金の凸凹をならす」「クラスによって凸凹な成績」
“でこぼこ”でイメージする通り、物の表面が出っ張ったり、へっこんだりしているという意味合いで使います。
言葉としては馴染みがあると思いますが、漢字だとこのように表記するんですね。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「凸凹」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。意味はほぼ一緒なのに、順番を入れ替えるだけで読み方が変わる言葉があるなんて、漢字っておもしろいですね。
読めなくても意味は想像できるかもしれませんが、いざというときのために正しい読み方を覚えておきましょう!
(ななしまもえ)
※この記事は2020年12月30日に公開されたものです