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「マネジメント」って具体的に何? 仕事内容や必要なスキルを解説

トイアンナ

マネジメント力を付けるポイント

マネジメント能力は、最初からあるものではありません。努力して身に付けるものです。私も四苦八苦しながら、いまだにマネジメントの修道者を続けています。

ここでは、私なりの「マネジメント力を付けるポイント」をお伝えします。

(1)後輩に「自分と同じになる」ことを期待しない

マネジメントの失敗は、「部下が自分と同じように働いてくれない」と不満を抱くところから始まります。

上司になる前、その社員は「最高の部下」に育っています。そして上司になると、かつての自分と同じ能力を部下へ求めてしまうのです。それは、パワハラの始まりになるかもしれません。

今、すでにあなたに後輩がいる場合、自分よりできなくて当たり前です。それを心して、それでも後輩に頼りましょう。なぜなら、マネジメント力を付ける、かつ上へ行きたければ、まずチームが必要だからです。

(2)山本五十六を胸に抱く

かつて日本で元帥海軍大将だった山本五十六は、マネジメントをよく理解していた方でもありました。その山本五十六の言葉に「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」というものがあります。

この言葉の順番通りに、後輩を指導してみてください。きっと、あまりにうまくいって、自分もマネジメント力が付いていくので、驚くはずです。

(3)上司の好みを事細かに把握する

例えば外資系企業は、実力主義に見えるかもしれませんが、マネジメントの研修では徹底して「上司に話を通す方法」を習います。

そこには、「プレゼン資料を上司の好きな色合いにしろ」「上司が機嫌のいい時間帯を把握しろ」など、そこまで!? と思わせる内容が。

しかし、上司を動かせなければ仕事は全て詰まります。まずは今のうちから上司の好みを押さえることが、実際にマネージャーとして円滑に組織を回す際に役立つでしょう。

(4)最初からいい上司になれない自分を責め過ぎない

最後に、最初からいい上司になろうと思い詰めないことも大切なポイントです。特に初めてマネジメントを経験しようとする方は、自分がいい上司になれないのではないかと考えがちです。

ですが、部下からマネージャーになる時、あなたはマネージャー1年生なのです。1年生だから、失敗して当然! 多少のてこずりには、めげないで進みましょう。

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