【難読】“げんしつ”は間違い! 「言質」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「言質」の読み方です。
げんしつ? ことしち? たんぱく質みたいなものかな、質屋のことかな。そんなことを思ったら、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
「言質」の読み方は?
言語、言葉などの言葉に使われる「言」という漢字。一般的には、“げん”、“こと”という読み方を覚えている人がほとんどでしょう。「質」は、品質、質屋など、多くの人が“しつ”や“しち”と読んでいるのではないでしょうか。「言」という字自体には、話すや述べる、「質」という字には、もとになるものやものの内容といったニュアンスが含まれます。
しかし、この2つの漢字を合わせると、読み方も意味も全く見当が付きません。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“げんち”と読みます。
「言質」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「言質」の意味は以下のように解説されています。
げん‐ち【言質】
《「ち」は人質や抵当の意》のちの証拠となる言葉。ことばじち。「交渉相手の言質を取る」「不用意に言質を与える」
文字通り、言葉の人質という意味合いで「言質」という言葉を使います。
読み方は難しいのですが、刑事ドラマなどで「容疑者から言質はとった」なんてセリフを聞いたことはないでしょうか。
読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「言質」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。よく見る漢字なのに、組み合わせると読み方も意味も全くわからなくなる、という言葉が他にもたくさんありそうです。
説明されるとなるほどと納得できますが。正しい読み方と意味を覚えておきたいですね!
(ななしまもえ)
※この記事は2020年12月23日に公開されたものです