やる気を出す方法とは。仕事や勉強ですぐにやる気を出すには?【心理学】
仕事や勉強でやる気が出ない心理学的な理由
では、私たちは頭ではやらなければいけないと分かっているのに、なぜやる気が出ないのでしょうか? その理由を見ていきましょう!
(1)肉体的に疲れているから
やる気が出ない理由はさまざまですが、特に多い理由は「肉体的に疲れていて余裕が無い状態」だからです。
そんな時は、まずは体力を回復させることが先です。日々のハードワークが習慣化してしまい、自分の疲れに気が付きにくいかもあるかもしれませんが、休むことも仕事のうちだと考え、休息を取ってください。
(2)何からすればいいか分からないから
やるべきことは分かっていても、タスクが細分化できず何からすればいいのか分からない状態だと、なかなか手を付けることができません。
散らかり過ぎた部屋の掃除を、どこからしていけばいいのか分からずに、そのまま放置してしまうのと同じです。
(3)どうせ良い結果にならないと思っているから
結果を予想して、それが「どうせ良い結果にはならない」と思い込んでしまうと、やる気が起きなくなってしまいます。そのことにかける時間や労力が無駄になると思うからです。
どうせダイエットはうまくいかないと思っていたら、やる気が出ないのも当然ですよね。
(4)理由や目的が分からないから
やれなければいけないことがあっても、それを行う理由や目的に納得していないとやる気は出ません。
例えば、大きな会社では自分のやっている仕事がどのように会社に貢献しているか分かりにくいことがあるかもしれません。「何のために自分は働いているのだろう?」とやりがいを感じられなくなって、やる気も起きなくなってしまうことがあります。
(5)本当の目的ではないことをするから
例えば、資格取得のために勉強をしようと思っていても、その目的を達成させたい理由が「誰かを見返したい!」という劣等感からきていたとします。すると、本当の目的は「資格を取得すること」ではなく、「劣等感を手放すこと」になりますよね。
しかし、劣等感を手放すためには、必ずしも資格が必要なわけではありません。最悪の場合、資格が取れても劣等感は手放せないかもしれません。
よって、本当の目的とは異なることをやろうしている時も、やる気は出せなくなってしまいます。
(6)悩みや問題を抱えているから
やるべきこと以外に問題や悩みを抱えている場合、そこにエネルギーをかけていると他のことに向けるエネルギーは残されていません。
彼との恋愛で悩んでいる時に、仕事に手が付かなくなってしまうのもこの理由からですね。
(7)環境的に集中できないから
いくらダイエットを頑張ろうと夕食を軽めにしても、家族が好きなものを好きなだけ食べている環境では、やる気を維持するのは難しいですよね。
逆に、同じモチベーションの人が多い場所にいけば、やる気が出てくる場合があります。このように、やる気は環境に大きく左右されます。
(8)旺盛なやる気が必要だと思っているから
何かを成し遂げるためには、旺盛なやる気がなければいけないと思い込んでいる場合があります。
そして、それに見合うやる気が自分には無いので、やる気が出ない(無い)と勘違いしてしまうのです。