やる気を出す方法とは。仕事や勉強ですぐにやる気を出すには?【心理学】
無気力から脱する! やる気を出す方法
では、最後にやる気を出すための方法をご紹介します。
できるものを少しずつ試してください。その小さなステップの積み重ねが、重要なのです。
(1)運動や睡眠で自分の体をメンテナンスする
やる気が出ない理由は肉体的、精神的疲労が原因かもしれません。まずは、それを取り除いてあげましょう。
十分に睡眠を取る、栄養バランスの良い食事を取る、軽い運動をする、友達とおしゃべりをする。そうすることで、徐々に疲れが取れて自然とやる気が出てくるでしょう。
(2)やるべき作業を整理する
例えば、膨大な仕事に追われている場合。タスクを棚卸して優先順位を付けることで、まずは膨大なタスクに対する不安を手放すことができるでしょう。
そして、細分化されたタスクを着実にこなしていくと、少しずつ前進している感覚から、おのずとやる気が生まれてくるはずです。
(3)掃除などをして環境を整える
やらなければいけないことに集中できる環境を作りましょう。
勉強やダイエットなら同じ志を持った人が集まる場所に身を置いたり、余計なものが目につかないように家をすっきりと掃除したりするなど。
ささいなことでも構わないので、やらなければいけないことができる最適な環境に整えましょう。
(4)5分だけでもやってみる
「最後まで完璧にこなさなければいけない」と思うほど、なかなか手が付けられません。少しの時間、少しの量だけやってみることから始めましょう。
やる気が出てきたら5分経っても続ければいいですし、やりたくないのであれば5分でやめてもOKです。とにかく、行動するハードルを下げることが大切です。
(5)達成感を視覚化する
少しずつやる気が出てきたら、あなたのやってきたことを視覚化してみましょう。クリアしていくような感覚を持てれば、さらにやる気が出てくるはずです。
方法としては、行動できた日には、カレンダーに「〇」を付けるなどでいいでしょう。小さなことですが、意外と効果はあるものです。
やる気にはムラがある
やる気にムラがあるのは当然です。天候によってもその日の気分が変わってくるように、気持ちを一定にキープすることはとても難しいです。
ですので、やる気が出ないことを否定的に捉えるよりも、「そんな時もあるよね」と肯定的に捉える方が心理的な負荷は少なく済みます。
そして、やる気が出た時に頑張ってみましょう。常にやる気を出し、頑張り続ける必要はありません。自分の心の声に耳を傾けながら、できる範囲のことをコツコツ積み重ねていきましょう。
(桑野量)
※画像はイメージです
※この記事は2020年11月29日に公開されたものです