デジャブとはどんな現象? なぜ起きるのかを心理学の観点から解説
具体的な事例・現象
では、デジャブとは具体的にどういった事象をいうのでしょうか。よくある代表的な例を挙げてみました。あなたにも思い当たる体験があるのではないでしょうか。
(1)初めての場所なのに、前にも来たことがあるような気がする
例えば、引っ越し先の土地を散歩していたら、初めて来た場所のはずなのに、街の様子や雰囲気などが妙に懐かしく感じ、「あれ? 前にもここに来たことあったっけ?」と思ってしまうような現象をいいます。
(2)誰かと話していた時に、前にもこのシーンを体験したことがあると感じる
友達や家族などと何気ない会話をしていた時に、ふと「ん? 前にもこういったやり取りをしたことがある気がする」と感じたりします。
実際には、初めて体験した場面のはずなのに、以前にも同じような会話をしたように感じるのです。
(3)人の言動が予測できる
例えば、電車に乗っていて、目の前に立っているカップルの会話を何気なく聞いていたとします。
「この後、こういう話題が出て、彼氏がこんなふうに反応するだろうな」と、なぜか分かってしまうのです。そして、本当にその通りになり、予知をしたような感覚になるのです。