お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

にんじんの栄養素と効果とは? 栄養を逃がさない食べ方のコツ

渡辺愛理(管理栄養士/温活料理研究家)

栄養素を逃がさない調理方法や食べ方とは?

調理方法によっては栄養素を賢く摂取できたり、場合によってはロスしてしまったりします。ここでは、栄養素を逃さないにんじんの食べ方を見ていきます。

炒める・揚げるでβ-カロテンを効率的に摂取

にんじんに多く含まれるβ-カロテンは、加熱調理の中でも特に油との相性が良いと言われています。そのため、炒めるまたは揚げるなどの加熱調理をするとβ-カロテンの吸収率がアップします。

にんじんのおすすめ料理を挙げるとすれば、生で食べる場合はキャロットラペ。オリーブオイルを使用するのでβ-カロテンの吸収率が上がります。加熱調理であれば、にんじん天ぷら。こちらも油を使って揚げることにより吸収率が上がります。

茹でるとビタミンCやβ-カロテンが流出してしまう

逆に栄養素を逃してしまう調理法を挙げるとすると、にんじんを茹でる場合です。加熱している間にビタミンCやβ-カロテンがお湯の中に流出してしまうので、無駄なく摂取するには調理方法の工夫が必要になってきます。

加熱したものを無駄なく摂取しようとするのであれば、ポトフや肉じゃが、カレーなど煮汁も一緒に食べる料理が◎。流失した栄養素を摂取できるのでおすすめです。

次ページ:にんじんの豆知識Q&A

SHARE