【9月の誕生石】サファイアの石言葉・意味・秘められたパワー
9月の誕生石:サファイア
9月の誕生石は、英知と強靭さをもたらす「聖なる石」、サファイアです。
石の特徴
サファイアの鉱物名は「コランダム」といい、ダイヤモンドに次ぐ硬度があります。無色透明なコランダムに鉄(Fe)やチタン(Ti)などの不純物が入り込むことで青く発色するのです。
コランダムは赤色に発色したものをルビー、それ以外の緑・黄・紫・橙・ピンクなどの色味のものをサファイアと呼びます。
さまざまな色をもつサファイアですが、世界中で最も愛されているのは、深く美しいブルーのものであり、産出地や微妙な色具合などによって「コーンフラワーブルー」や「ロイヤルブルー」などの呼び名が付けられています。
名前の由来・歴史・伝説
名前の由来は「青い」という意味のラテン語「sapphirus(サフィルス)」とギリシャ語の「sappheiros(サピロス)」からきています。
サファイアとは昔、特定の石の名前ではなく「青い石」のこと全般を指す言葉でした。また、旧約聖書の時代にはラピスラズリのことをサファイアと呼んでいました。
古代から空を象徴する石だといわれ「天空は、地球を含んだ巨大なサファイアである」という言葉も残されています。
歴代のローマ法王や枢機卿たちは「聖職者の印」としてサファイアのリングを身に着けたといいます。
人々に慈悲を与え、病を癒し、悩みや苦しみから救うことができると信じられていた石なのです。
石言葉
慈愛・誠実・徳望
サファイアが持つ石の力
英知と強靭さをもたらす「聖なる石」サファイア。
身に着けることで、その場の雰囲気に飲み込まれることなく、色欲や不純な気持ちを遠ざけ、理性を保ち、真実を見極めることができるといわれています。
また、感情の起伏を整え、情に流されて誤った判断をしないように目標達成へと導いてくれます。
意見の食い違いに苛立ち、神経が高揚している時こそクールダウンして客観的に物事を捉え、冷静な対応ができるようになるでしょう。
サファイアのお手入れ方法
サファイアのモース硬度(※)は9と高く、比較的扱いやすいパワーストーンといわれています。
※モース硬度とは鉱物の硬さの尺度の一つ。1~10まであり、10がダイヤモンドで1番硬い。
お手入れする際は柔らかい布で優しく拭いて下さい。水晶クラスタ―やセージ、流水、月光浴、クリスタルチューナーなどを用いて定期的に浄化を行うと、よりパワーを発揮してくれますよ。
誕生石はプレゼントにもぴったり
「誠実」を象徴するサファイア。
知的でクールな印象を与える石なので、そんなふうにかっこいい大人女子を目指したい人にぴったりです。
また、結婚23周年は「サファイア婚式」といわれ、揺るぎない心の象徴としてサファイアを贈る人も多いようです。
サファイアを手にされた皆さまに、たくさんの幸せが降り注ぎますように。
(山本奈央/All Aboutパワーストーンガイド)
※画像はイメージです
※この記事は2020年10月28日に公開されたものです