罪悪感を消す方法とは? 感じる原因と対処法を解説【診断付】
罪悪感とは何? 心理カウンセラーの大塚統子さんが言葉や心理学における意味を解説。罪悪感が生まれるメカニズムや、罪悪感を解消する方法を解説します。罪悪感で苦しいと感じる時、対処法をチェックしてみましょう。
「悪いことをしちゃったな」「迷惑を掛けちゃったかも」とモヤモヤすることはありませんか? ちょっとしたことに罪悪感を抱きやすいタイプや、「気にしなくていい」と言われても申し訳ない気持ちが続くタイプの人は、心がしんどくなりやすいでしょう。
今回は、罪悪感を強く持ってしまう心理とその解消法について解説します。
罪悪感の正体と生まれるメカニズムとは
心理的な罪悪感とは、「自分が悪い」「申し訳ない」「自分のせい」などと自分を責める感情を指します。
そして、罪悪感があると「自分は罰せられるべき」とか「自分は償わなければならない」という発想がもれなくついてきます。
罪悪感に苛まれる原因・心理
では、ここからが本題です。
罪悪感を抱いてしまう主な原因には、大きく分けて3つの理由があります。
(1)「してしまった」罪悪感
「自分が加害者」だと思う場面で生じる罪悪感です。
仕事を例にいえば、「発注ミスをした」「間違ったやり方をした」「自分の言葉で混乱させた」など。
自分がしたことで誰かを困らせた、誰かに迷惑を掛けた、誰かを傷つけたなどの自覚があって、「取り返しのつかないことをしてしまった」と悩みます。
(2)「しなかった」罪悪感
次に、「自分が行動しなかったこと」に対して生じる罪悪感です。
こちらも仕事を例にいえば、「準備しておいた方がいいかなと思ったのに準備せず、そのために支障が出た」「上司の勘違いで同僚が叱られているのを助けなかった」「考えれば分かることなのに、気が付かなかった」など。
できたかもしれないのに、行動しなかったことで後悔し、自分を責めます。
(3)「自分だけ恵まれている」罪悪感
最後に、「他の人は苦労をしているのに、自分だけ幸せで申し訳ない」と思った時に生じる罪悪感です。
例えば、「みんな残業しているのに、自分だけ定時で帰る」「他の人は大変なのに、自分の仕事だけラク」「自分だけ上司に気に入られて優遇されている」など。
周囲の人が自分と同じように幸せだと思えないことから申し訳なさを感じ、自分の幸せを素直に喜べません。
死にそうなほど苦しい? 罪悪感診断
今、この記事にたどり着いたあなたは、死にそうなほどに辛い、苦しい罪悪感に悩んでいる最中かもしれません。
あなたは罪悪感を抱きやすいタイプ? 傾向を診断して、罪悪感を捨てるためのヒントを探してみましょう。
10の質問に答えて、あなたの罪悪感度を診断しましょう。
▶次のページでは、罪悪感が強い人・抱きやすい人の特徴を紹介します。