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「たわいもない」の意味は? 「たあいもない」との違いや例文を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

同じ漢字で違う読みの言葉もある

いかがでしたか?

「“たわいもない”と “たあいもない”は似ているけれど、同じ意味なのかな?」

そう思ったことをそのままにしておくか? あるいは調べるか? ちょっとした一手間で、使える知識を増やすことができますね。

今回の「たわいもない」と「たあいもない」は、同一漢字で読みが異なる言葉でしたが、意味は同じです。

したがって、言葉としてはどっちを使うのも正しいと言えます。

しかし、同じ漢字でも読みが違えば、別の意味になるケースもあります。

例えば「上手」は「じょうず」と「かみて」という読み方があります。

「じょうず」の場合は「物事に巧みなこと」、「かみて」の場合は「上座の方、舞台の見物席から見て右の方」という意味になります。

他にも、「一角→いっかく、ひとかど」「大家→おおや、たいか」などの熟語がそうです。

他には何があるでしょうか? よかったら、考えてみてくださいね。

(前田めぐる)

※画像はイメージです

※この記事は2020年10月20日に公開されたものです

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師) (ライティングコーチ・文章術講師)

コピーライターとして長年「ことば」に関わってきた経験値を元にまとめた「ほどよい敬語」(https://ameblo.jp/comkeigo/)が好評。過剰さや不適切さを排し、明快に説く内容は「違和感の理由がわかりスッキリした」と質問サイトなどでたびたび引用される。

自治体・団体・医療機関向けSNS活用、文章術研修の講師でもある。

著書に『この一冊で面白いほど人が集まるSNS文章術』(青春出版社)『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』(日本経済新聞出版社)『ソーシャルメディアで伝わる文章術』(秀和システム)など。公益社団法人日本広報協会アドバイザー。

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