「心が狭い」の意味とは? 心が狭い人の特徴や心理、改善方法を解説
心が狭い自分を改善する方法
心が狭い状態を改善して、少しでも寛容な自分・大らかな自分になるには、どんなことに取り組めばいいのでしょうか。具体的な方法を紹介します。
(1)イライラした時には6秒待つ
心が狭い人は、イライラした瞬間に相手に怒りをぶつけたくなります。そして、待つことが苦手です。
イライラしたら、まずは6秒間、深呼吸して冷静になる時間を持ちましょう。怒りのピークをやり過ごすと、感情的な言い方を避けやすくなるでしょう。
(2)お互いの違いを尊重する
相手には相手の事情、相手の価値観があります。それぞれが同じではないし、違っていいと認識しましょう。もし混同しそうになった場合は「人は人。自分は自分」と唱えるようにするといいでしょう。
(3)多様性を学ぶ
より広い世界を知ることで、広い視野が持てるようになります。本を読んだり、映画を見たり、自分とタイプの違う人と交流したりしてみましょう。
自分とは異なる、多様性を受け入れていくと、他人への決めつけが減らせるでしょう。
(4)相手の気持ちを想像する
人に思いやりを持つには、相手を理解することです。まずは、相手の話を最後まで聞き、相手の立場だとどんな気持ちになるのかを想像しましょう。また、相手に伝える言葉は、自分が言われても嫌だと思わない言葉を選びましょう。相手を理解していくと、接する態度が柔らかくなるでしょう。
(5)自分と人のいいところを探す
「自分もいいし、相手もいい」と感じられると、競争を手放すことができます。自分と相手のいいところを探してみましょう。可能なら、相手に感じるいいところを相手に直接伝えてみましょう。相手と心の距離が近づくと、嫉妬の度合いが減っていくでしょう。
(6)人のために行動する
見返りを求めずに、誰かのために行動してみましょう。例えば、飲み会の幹事を引き受けるとか、募金をするとか、ボランティアをするとか。自分が与える側になって行動してみると、自分のために行動してくれた人の思いに気が付いたり、自分が望んだように行動することの難しさを実感したりできるでしょう。
「心が狭い」と自己嫌悪しないで
自分の心の狭さを感じるのはうれしいことではありません。でも、「自分は心が狭いかも」と認められる人なら、これから変えていくことができるでしょう。
心が狭い人には、心理的な理由と、改善するための方法があります。まずは、自分の心を理解して、できることから取り組んでみましょう。
そして、人に与えることに喜びを見出せるような「心の広い自分」に成長した姿を想像してみてくださいね。それが実現できたら、自分のことを誇らしく思えるのではないでしょうか。
未来にはたくさんの可能性があります。どうかご自分を否定し過ぎないでくださいね。
(大塚統子)
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※この記事は2020年10月08日に公開されたものです