お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

諦める勇気を持つ方法とは? 諦めた方がいい時の判断基準3つ

小日向るり子

諦めることができない心理

諦めるという選択が悪ではないと分かっていても、罪悪感などを抱き諦めることができない場合があります。なぜ諦められないのか、その心理を解説します。

(1)教育による洗脳から

前述したように、諦めることは良くないことであると教育を受けて育つと、それは成人してからも自身の価値観として根付きます。

特に学生自体に体育会系の部活に所属していた場合、勝つためには諦めないことを強く指導されていることが多いため、その傾向が強い人も多いでしょう。

(2)過去に成功体験があるから

過去に、やめたいと思ったけれど辛抱強く続けたら成果が出たという成功体験があると、再び同じような場面に出会った時に「あの時だって続けたら成果が出たのだから、今回も諦めちゃダメだ」と自分に禁止令を出すようになります。

これは、そうした成功体験を重ねるほど強くなる傾向があります。

(3)諦めたことによるネガティブな体験から

これは(2)とは逆の体験です。例えば、どうしても嫌だった部活をやめたら以前の部活仲間から無視されてしまった。嫌な習い事をやめたら親からひどく叱られたなど。

諦めたことによって精神的に傷つく体験があると、もう傷つきたくないという防衛心理が強く働き、途中でやめることができなくなる傾向があります。

▶次のページでは諦めた方がいい時の判断基準を紹介します。

次ページ:「諦めて良い」の判断基準は?

SHARE