「取り急ぎ」の意味とは? 「取り急ぎご連絡まで」は目上の人にはNG?
使用上の注意点
上記の通り、「取り急ぎご報告まで」は社内の同僚やプロジェクトメンバーヘは問題ありませんが、簡略化された表現とも言えるので、目上の方に伝える際には注意が必要です。
言い回しに配慮が必要
省略せずに、「まずはご報告申し上げます」などが適しています。
「取り急ぎ」は便利な言葉でありながら、とりあえず伝えておけばいいか、と安易に使用することも危険です。
追って連絡することを忘れずに
取り急ぎ伝えたのであれば、その詳細を追って丁寧に連絡することが必須です。
「取り急ぎ」の連絡はシンプルに分かりやすく伝え、その後の詳細連絡はきめ細やかにすることが重要です。
詳細の連絡がないと相手は「詳細はどうなっているだろう」「いつ連絡をくれるのだろう」と不安な気持ちになります。
取り急ぎの連絡をしたらあまり時間をおかずに詳細を伝える、これはセットだと覚えておいてください。
取り急ぎのメールを送るといったん落ち着いてしまい、詳細の連絡を忘れてしまうというケースも。
忙しい時こそ、とにかく日程を確保したい、データを送っておきたいなど急ぐ気持ちも分かりますが、本来は詳しい情報もセットでお伝えできることが理想です。
自分中心にならず、相手の気持ちや相手の知りたい情報は何かを常に考えて発信しましょう。
相手は二度開封しなければならないということも考えると、一度で済ますことができる内容であれば1通のメールで完了させたいものです。
スピーディーな対応は時に自己満足になってしまう可能性があることも理解しておくといいでしょう。