「取り急ぎ」の意味とは? 「取り急ぎご連絡まで」は目上の人にはNG?
「取り急ぎ」を使った例文
「取り急ぎ」を使った例文を、使用に適したシチュエーションを挙げて見ていきましょう。
まずは資料に目を通してもらいたい時
「取り急ぎ、最新のデータを送付させていただきます」
アップデートしたものを送付する際など、まずは資料に目を通してもらいたい場合などに適しています。
決定した日時を早急に伝えたい時
「A社へのプレゼンは8月4日となりました。取り急ぎ日程のご連絡まで」
決定した日時をまずは早急に伝えたい時などに使用します。忙しいプロジェクトメンバーの日程をどうしてもキープしたい! といった場合にまずは決定した日程のみ連絡をすることが重要です。
同様の内容も目上の方へ送る際には言葉遣いを以下のようにアレンジします。
「A社のプレゼンは8月4日となりました。取り急ぎ日程のみのご連絡で失礼いたします」
丁寧な表現にする配慮が必要です。
急いでお礼を伝えたい時
また、どうしても急いでお礼を伝えたいといった場合にも「取り急ぎ」が役立ちます。
「先ほどは素晴らしいお話を聴かせてくださり本当にありがとうございました。取り急ぎお礼まで」
タイムリーにお礼を伝えたい時など、最後に「取り急ぎ」をつけるケースもあります。
もう少し丁寧にお礼をお伝えしたい場合は「略儀ではございますが、メールにて御礼申し上げます」など「取り急ぎ」を上質な表現にするなど工夫しましょう。
お礼についは、本来は急いでするものではなく、丁寧に感想なども交えて伝えたいものです。どうしても急いでお礼を伝えたい場合は活用することもありますが、目上の方へのお礼は慎重に時間をかけて作成し、一度で完結させる方が望ましいです。